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ネットブックはタブレット端末に取って代わられず、今後は「デュアルOS」が主流になる見通し


AppleのiPadやGoogleの「Android」を採用したタブレット端末などが普及することで、市場が大きく縮小するのではないかと懸念されているネットブックですが、タブレット端末に取って代わられることはなく、今後も成長を続ける見通しであることをネットブック市場1位のパソコンメーカー、Acerが明らかにしました。

また、今後ネットブックは「デュアルOS」が主流になるとのことです。

詳細は以下から。
Dual-OS to become a standard for Acer dual-core netbooks

この記事によると、Acer台湾法人のCEO(最高経営責任者)、Scott Lin氏がデュアルコアのAtom プロセッサ」を搭載した若年層向けの新型ネットブック発表会において、ネットブックはタブレット端末に取って代わられる存在ではないことを示したそうです。

新たに発表されたデュアルコアAtom「N550」搭載の「Aspire One」


閉じたところはこんな感じ。若年層向けなだけあって、色使いが明るいものに。


2010年のネットブック市場の出荷台数は3600万台となる見込みですが、Lin氏によるとネットブック市場は2014年には5000万台規模にまで成長するとのこと。また、Acerが今年の目標としている4000万台のノートパソコンを出荷することについても、達成に自信を見せており、1000万台のネットブックを出荷することで、Acerがネットブック市場でリードし続けるとしています。

また、今後のネットブックの展望について、従来の「Windows 7」だけでなく、低コストなGoogleの「Android」の両方を搭載した「デュアルOS」モデルを標準仕様にするつもりであることを明かしており、2つのOSを搭載することで消費者への訴求力を増すことを計画しています。

ネットブック市場でシェア1位のAcerがデュアルOSを採用することになれば、他社も追従する可能性は十分に考えられますが、そもそも本当にネットブックとタブレット端末はすみ分けができるのでしょうか……?

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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