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「メタバース」という言葉を生み出したSF作家が勧める「手書きで疲れない方法」とは?


「メタバース」という言葉を生み出した小説「スノウ・クラッシュ」などで知られるSF作家のニール・スティーヴンスン氏が、約25年にわたって万年筆と紙で小説を書いてきた経験を基に、手書きで疲れないための筆記具と紙の選び方や書き方を説明しています。

Writing by Hand is Good for your Brain - Here's how to do it
https://nealstephenson.substack.com/p/writing-by-hand-is-good-for-your


約25年前、スティーヴンスン氏は小説をキーボードで書くのをやめ、万年筆と紙で執筆するようになりました。小説「バロック・サイクル」シリーズの手書き原稿だけでも積み上げると高さ約107cmに達しますが、スティーヴンスン氏は「これまで手がこわばったり痛んだりしたことは一度もない」と述べています。しかし、子どもの頃には学校の課題を鉛筆で書いて手が痛くなったことがあり、この違いから、長時間の手書きで疲れるかどうかは「使う道具や書き方次第」だと考えているとのこと。

スティーヴンスン氏が疲れを避ける上で第一に挙げているのが、強い筆圧を必要とする鉛筆や、粘り気の強いインクを使う昔ながらの油性ボールペンを使わないことです。こうした筆記具で書くと紙の裏側に筆跡が浮き出て、下に重ねた紙にまでくぼみが残ることもあり、それだけ強い筆圧で書いていた証拠になると説明しています。


しかし、きちんとインクが出る万年筆の場合、ペン先は紙に出したばかりのインクの上を滑るように進むため、ほとんど力を入れずに書けるとのこと。また、「認めたくはありませんが」と前置きしつつ、力を入れずに書ける点ではゲルインクボールペンも万年筆とほぼ変わらないと述べています。

iPadのような滑らかなガラス画面に先端の硬いスタイラスで文字を書くと、筆圧がほとんどいらず摩擦も少ないため疲れにくそうですが、スティーヴンスン氏は「むしろ負担が大きくなる」と指摘しています。スタイラスが滑りすぎるとペン先の動きを細かく調整し続ける必要があり、頭と手の両方に余計な負担がかかるとのこと。これをスティーヴンスン氏は「摩擦のない巨大なエアホッケー台でサッカーボールをドリブルする」という状況に例えて説明しています。しかし、万年筆と紙の組み合わせの場合には、紙のざらつきによってペン先に抵抗が適度に生じて滑りすぎないため、長時間書いても疲れにくいとのことです。


ペンと紙の組み合わせも書きやすさを左右します。スティーヴンスン氏の場合、安いコピー用紙のようにインクを吸い込みすぎる紙では線が太くぼやけますが、一般的な無地のノートや、綿を25%以上含む上質なコピー用紙ならほぼ問題なく書けるとのこと。そのため、手持ちの万年筆ごとに相性の良い紙を組み合わせて使っているそうです。

また、薄い紙ではインクが裏まで染みる「裏抜け」が起こり、両面に書くと文字が読みにくくなるため、スティーヴンスン氏は片面だけに書くよう勧めています。さらに、1枚にできるだけ多くの文字を詰め込もうとすると自然で楽な書き方が崩れて疲れやすくなるため、紙よりも自分の頭と時間を優先し、安価で気軽に買い足せる紙やノートを惜しまず使うべきとのこと。

スティーヴンスン氏はこれから万年筆を使い始める人に対して、まず普段使う紙を決めるよう勧めています。安価で気軽に買い足せる紙を選んで万年筆店へ持参し実際に書き比べれば、その紙と相性の良いペンを探すことができます。例えば、薄い紙を使うなら細いペン先から徐々に太いものへ替え、裏抜けし始める太さを確かめるといいとスティーヴンスン氏は述べています。また、自分の好みが分かるまでは安価な万年筆で十分で、インクも最初からボトルを扱おうとせず使い切りのカートリッジを選べばいいとのことです。

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in メモ, Posted by log1b_ok

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