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本を読むことで神経系はどのように調整されるのか?心を回復させる読書をするコツとは?


読書に没頭していると本の内容以外が気にならなくなり、心が落ち着いて体の力が抜けるような安らぎを得られます。忙しくストレス過多の現代社会において、読書がもたらすリラックス効果は貴重なものといえます。神経科学者であり起業家でもあるアンヌ・ロール・ル・クンフ氏が、読書している時に起こっている神経系の変化や、心を回復させる読書のコツについて解説しました。

How reading books regulates your nervous system - Big Think
https://bigthink.com/mind-behavior/how-reading-books-regulates-your-nervous-system/


ル・クンフ氏は読書している時の、周囲の世界が消え去っていき、呼吸がゆっくりになり、肩の力が抜けて心の雑念が静まる感覚が好きだとのこと。「こうした瞬間に起こっていることは、娯楽や教育よりもはるかに深い意味を持っており、私たちはそれを本能的に感じているようです。読書にはリラックス効果があり、刺激過多の現代社会への対抗手段として読書をする人も多くいます」と述べています。

読書は単に目でページ上の文字を追うだけでなく、心拍数からホルモンまであらゆるものに影響を与える複雑な神経科学プロセスです。その理由としてル・クンフ氏は、読書が人間の脳で最も古い回路の一部を使うからだと説明しています。


文字が出現したのはせいぜい数千年ほど前であるため、脳が文字を読むための回路を発達させる時間的余裕はありませんでした。そのため、人間はかつて動物の足跡を読み取ったり、雲の動きや風に吹かれた葉のざわめきのパターンを認識したりする神経ネットワークを再利用し、文字を読むための回路として活用してきたとのこと。この仮説は「ニューロン・リサイクル仮説」と呼ばれており、この仮説を支持する実験結果も報告されています。

人間が読書できるのは「もともと別の機能があった脳の領域をリサイクルした」からと示す研究結果 - GIGAZINE


読書をする時、脳の視覚系が文字を認識して単語に変換し、言語ネットワークがそれらの単語を記憶の中にある意味と結びつけます。脳の注意系は物語の流れに集中し続け、それと同時に記憶系が新しい情報を既存の知識と統合しています。つまり、読書中の脳では複数の脳領域が協調して活動しているのです。

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