ハードウェア

Steam Deck以外で初めて「SteamOS」を搭載するハンドヘルドPC「Legion Go S」をLenovoが発表


Lenovoから、8インチの画面を備えたハンドヘルドPC「Legion Go S」が発表されました。ジョイスティックを備えたゲーム特化型携帯端末で、SteamOSを搭載したバージョンとWindowsを搭載したバージョンが販売される予定。世界で初めて公式ライセンスを得てSteamOSを搭載したサードパーティーハードウェアとなります。

Lenovo Legion Unleashes Next-Gen Gaming Power at CES 2025 - Lenovo StoryHub
https://news.lenovo.com/pressroom/press-releases/lenovo-legion-unleashes-next-gen-gaming-power-at-ces-2025/

Steamニュース-SteamOSがSteam Deckの枠を超えて拡張します-Steamニュース
https://store.steampowered.com/news/app/593110/view/529834914570306831

I got hands on with the Lenovo Legion Go S handheld PC with Valve's SteamOS—and it seems like a bit of a winner to me | PC Gamer
https://www.pcgamer.com/hardware/handheld-gaming-pcs/i-got-hands-on-with-the-lenovo-legion-go-s-handheld-pc-with-valves-steamos-and-it-seems-like-a-bit-of-a-winner-to-me/

以下がWindows版Lenovo Legion Go Sの公式画像です。本体サイズは長さ299.0mm×幅127.55mm×奥行き22.6mm。重量はリリース本文によると730gですが、同じページにある仕様表では740gと書かれていて詳細な重量は不明。ディスプレイサイズは8インチで、縦横比は16:10、WUXGA(1920×1200)解像度、輝度500ニト、リフレッシュレートは120Hz、Lenovoの「PureSight」タッチディスプレイを採用しています。


プロセッサーはLenovoのハンドヘルドPC専用の「AMD Ryzen Z2 Go」または「AMD Ryzen Z1 Extreme」。メモリはリリース本文によると最大32GBの7500MHz LPDDR5X RAMですが、仕様表では6400MHzと記載されています。バッテリー容量は55.5Wh。Wi-Fi 6Eにも対応しているほか、USB Type-C(USB4)ポートを2つ、microSDカードリーダーを1つ、オーディオジャックを1つ備えており、Bluetooth 5.3にも対応しています。

以下はSteamOS搭載版のLenovo Legion Go Sです。SteamOSを搭載したサードパーティー製のハンドヘルドPCとしては世界で初めて発売されるもので、Lenovoは「Legion Go Sのパワフルな機能と、ゲーム用に最適化されたSteamOSの柔軟性、家庭用ゲーム機のような操作性を兼ね備えています。クラウドセーブ、リモートプレイ、SteamストアとSteamライブラリへのフルアクセスを特徴とするこの端末は、ハンドヘルドPCに最適化されたSteamOSを求めるゲーマーにとって、選択の自由を与えるものです」と伝えました。


CES 2025で展示機に触れたPC Gamerは「Asus ROG Allyに少し似ていますが、もう少し曲線的で洗練されています。以前試したハンドヘルドPCでは少しカクつきが発生したForza Horizo​​n 5の序盤をざっとやってみましたが、Legion Go Sでは非常にスムーズでした。もちろん、最後にプレイしてから多くのアップデートが経過していることも関係しているかもしれません。本体シャーシは少しプラスチックっぽいですが、ボタンとトリガーはしっかり反応するように感じられました。ディスプレイも優れており、展示エリアの輝くネオンライトに囲まれていてもとても鮮やかに見えたので、通常の照明の下でも美しい色が再現されることを願っています」と感想を述べています。


SteamOS版は2025年5月発売予定で、価格は499.99ドル(約7万9000円)から。

Windows版は2025年1月に729.99ドル(約11万5000円)からで発売される予定。「追加の構成(additional configurations)」が、2025年5月に599.99ドル(約9万5000円)からで発売される予定です。なお、「追加の構成」が何を指しているのかは不明。同じページには「AMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサーを搭載したLenovo Legion Go Sは、2025年4月に発売される予定です」との記述があるため、言葉通りに捉えると1月に発売されるのはAMD Ryzen Z2 Go搭載版で、4月にAMD Ryzen Z1 Extremeが発売され、5月に追加の構成版が発売される模様。

また、Lenovoは取り外し可能なコントローラーを備えた「Lenovo Legion Go」の第2世代のプロトタイプも発表しています。発表時点では開発中で、Legion Go Sより大きくて性能が良いモデルになるとのことです。

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in モバイル,   ハードウェア,   ゲーム, Posted by log1p_kr

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