Ryzen 9 AI HX 370&7インチ144HzのOLED搭載モバイルゲーミングPC「ONEXFLY F1 Pro」が登場
ゲーミングPCブランドのOneXPlayerが、AMDのAI PC向けプロセッサである「Ryzen AI 9 HX 370」や、7インチ・144Hzの有機ELディスプレイ(OLED)を搭載したモバイルゲーミングPCの「ONEXFLY F1 Pro」を発表しました。
AMD-powered OLED handheld aims to rival the Steam Deck OLED — Ryzen 9 AI HX 370 runs Black Myth: Wukong at 50-60 FPS with 1080p low settings | Tom's Hardware
https://www.tomshardware.com/video-games/handheld-gaming/amd-powered-oled-handheld-aims-to-rival-the-steam-deck-oled-ryzen-9-ai-hx-370-runs-black-myth-wukong-at-50-60-fps-with-1080p-low-settings
OneXPlayerによるONEXFLY F1 Proの紹介動画が以下。
Introducing the AMD AI 370 Powered ONEXFLY F1 Pro | 7" OLED & 144Hz Gaming Beast - YouTube
ONEXFLY F1 Proの見た目は以下の通り。なお、映像で映っているONEXFLY F1 Proはあくまで試作品であるため、ボタンは製品版とは異なるものだそうです。
手に持つとこんな感じ。7インチディスプレイを囲むベゼル部分はかなりスリムで、その左右にコントローラーが配置されています。本体重量は598gなので、Nintendo Switch(398g)よりも重く、Steam Deck(699g)よりも軽いです。
黒神話:悟空のベンチマークツールでベンチマークテストを実施。なお、ベンチマークテスト時の解像度は1920×1080ピクセル(フルHD)で、サンプリング解像度は「65」です。
ベンチマーク結果は以下の通り。TDP(熱設計電力)「15W」での平均フレームレートは「58」でした。
ONEXFLY F1 Proの主なセールスポイントは、TSMCの4nmプロセスで製造されたフル機能の「Zen 5」(4コア)、コンパクトで電力効率に優れた「Zen 5c」(8コア)、RDAN 3.5アーキテクチャ採用の内蔵GPU「Radeon 890M iGPU」などを備える「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載している点です。なお、Ryzen AI 9 HX 370の詳細なスペックなどは以下の記事にまとめてあります。
AMDが新アーキテクチャの「Zen 5アーキテクチャ」&Zen 5採用のAI PC向けプロセッサ「Ryzen AI 300」&デスクトップ向けプロセッサ「Ryzen 9000」の詳細を発表 - GIGAZINE
テクノロジーメディアのTom's Hardwareは、「Ryzen AI 9 HX 370を搭載するため、Steam Deck OLED、ROG Ally X、Lenovo Legion GoといったライバルモバイルゲーミングPCと競争することができます」と指摘しています。
Tom's Hardwareによると、ONEXFLY F1 ProはOLEDとAMDのZen 5ベースのモバイルCPUの両方を搭載した最初のデバイスになるとのこと。また、市場に投入される最初のZen 5搭載モバイルゲーミングPCでもあります。
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