Blueskyのジェイ・グレイバーCEOが「今後も広告がずっと表示されないというわけではない」という見解を示す

Blueskyのジェイ・グレイバーCEOが、現地時間2024年12月4日に開催されたトークイベント「StrictlyVC San Francisco」に参加し、Blueskyの今後の収益化などについて語りました。
Bluesky CEO Jay Graber isn't ruling out advertising | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/12/05/bluesky-ceo-jay-graber-is-reshaping-social-media-but-advertising-isnt-off-the-table/


Blueskyの収益化手段は、2024年4月時点ではドメイン販売サービスのみ。2024年4月にテクニカルアドバイザーのWhy氏が来日した際、収益化について聞いてみたところ、「確定している計画ではありませんが、クリエイティブなコンテンツを投稿するユーザーのためのサブスクリプションサービスのようなものの実装を検討しています」との回答でした。

今回、StrictlyVCに参加したグレイバーCEOは、ニュースサイト・TechCrunchのシニアレポーターであるマクスウェル・ゼフ氏から「今後もBlueskyでは広告は表示されないのですか?」と質問されて、「必ずしもそうではないと思います」と返答。今後、広告が表示されることもあると示唆しました。
ただし、「広告を利用するのであれば、もっとユーザーの意図に基づいたものになります」「Blueskyの利益をユーザーと一致させ、『ユーザーの注目』が商品だというモデルにはしたくはありません」とも付け加えています。
グレイバー氏は、BlueskyはオープンプロトコルのATプロトコルを採用しているので、ユーザーが誰でも広告なしフィードを作成可能なことから、広告に依存したビジネスモデルを防ぐことができると言及。先行するSNSのモデルや失敗をたどらないようにするのが重要だと述べました。
収益化の話題に関連して、グレイバー氏はイベント外でTechCrunchに対し、「Blueskyは他のSNSのように、データをAIのトレーニング用に提供してライセンス料金を得ることはしない」と述べたそうです。実際に、Blueskyは2024年11月に「投稿をAIのトレーニングに利用することはない」ことを表明しています。
BlueskyがX(旧Twitter)とは異なり「投稿をAIのトレーニングに利用することはない」と表明 - GIGAZINE

ただし、仕様がオープンなので第三者が投稿内容を勝手にトレーニングに利用することができる問題が発生しており、検索エンジンのクロールを制御する「robots.txt」のような仕組みでトレーニングへの不同意を表明する方法を模索しています。
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in ネットサービス, 動画, Posted by logc_nt
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