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Google ChromeにGeminiを統合するオプションが開発者向けのChrome Canaryに登場


Google Chromeの開発者向けビルドであるChrome Canaryには将来のChromeに搭載される予定の最先端の機能が搭載されています。そうした開発中の機能の中に、ChromeとAIモデルのGeminiを統合する機能がひっそりと追加されたことが明らかになりました。

Chrome Canary のデベロッパー向け機能 - Google Chrome
https://www.google.com/intl/ja/chrome/canary/


Google integrates Chat with Gemini option silently into Chrome - gHacks Tech News
https://www.ghacks.net/2024/02/16/google-integrates-chat-with-gemini-option-silently-into-chrome/


GeminiはGoogleが開発した高性能AIモデル。かつてGoogleのAIチャットサービスはBardという名前で知られていましたが、Geminiが開発されたことを受けて2024年2月8日に「Gemini」へと名称を変更しています。

GoogleがBardをGeminiに名称変更&高性能AIモデル「Ultra 1.0」を搭載した「Gemini Advanced」を発表&「Gemini」をスマホで使えるアプリも発表 - GIGAZINE


Chrome Canaryは毎日更新されるため、Chrome CanaryでGeminiを使いたい場合は起動後に「chrome://settings/help」を開いてアップデートを確認します。「Chromeは最新の状態です」と表示されていればOK。今回はバージョン123.0.6309.1を使用しました。


アドレスバーに「chrome://flags/#omnibox-starter-pack-expansion」と入力して出てくるオプションを「Enabled」にして「Relaunch」をクリック。


Chrome Canaryの再起動後、アドレスバーに「@」と入力すると「Chat with Gemini」という選択肢が出現します。


「↓」キーでChat with Geminiを選択すると下図のようにアドレスバーが変化。ここで直接Geminiへのプロンプトを入力すれば良さそうです。


入力してエンターキーを押すと下図のようにGeminiの画面へ移動しますが、まだGemini側は非対応のようで入力内容が反映されることはありませんでした。


アドレスバーを見ると、「https://gemini.google.com/app?q=」の形式でGeminiへプロンプトを渡す模様です。この仕様を利用することで他のアプリからでもスムーズにGeminiへ入力を引き継がせることができそうです。

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