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2024年のAppleの計画:新型ローエンドAirPodsやVision Pro、より大きなiPhone 16にOLEDディスプレイのiPadなど


iPhoneが登場して以来、15年以上にわたってAppleの製品戦略の中心となり続けてきた「iPhone」ですが、2024年はそれ以外のデバイスやソフトウェアに焦点が当てられることになると、Apple関連のリーク情報に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者がまとめています。

Apple 2024 Plans: New Low-End AirPods, Vision Pro, Larger iPhone 16, OLED iPad - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2023-12-17/apple-2024-plans-new-low-end-airpods-vision-pro-larger-iphone-16-oled-ipad-lq9jhed4


Gurman: What to expect from Apple in 2024 (other than new iPhones) - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2023/12/17/gurman-what-to-expect-from-apple-in-2024/

◆iPhone
2024年にもiPhoneはアップグレードされ、AppleにとってiPhoneが最も重要な製品であり続けます。これは、Appleの売上の半分以上をiPhoneが占めているためです。しかし、2024年にリリースされるiPhone 16シリーズには大きな変更はないだろうとガーマン氏は記しています。iPhone 16シリーズはiPhone 15シリーズのデザインを維持しながら、Proモデルはディスプレイサイズがより大きなものになるとのこと。また、下位モデルのiPhone 16とiPhone 16 Plusにもアクションボタンが追加されることとなり、動画撮影用のボタンも追加される模様。


◆AirPods
新しいAirPodsはAppleが展開する既存のラインナップの問題を解決するのに役立つはずだとガーマン氏は指摘しています。AirPodsラインナップのうち、税込2万7800円で販売されている第3世代AirPodsは消費者にやや不評で、2019年にリリースされた第2世代AirPodsよりも高価でありながら際立って優れた機能は搭載してません。また、AirPods Proに匹敵する機能のイヤホンをより安価に入手しようと他社製品にユーザーが流れるケースもあると指摘されています。

そこで、AppleはUSB-C対応の充電ケースを備えた新しいAirPodsのモデルを計画していると、ガーマン氏は指摘しました。新しいAirPodsのうち上位モデルはアクティブノイズキャンセリング機能を搭載していながら、より低価格で販売されることとなる模様。なお、これはAirPods Proではなく第4世代AirPodsとなるようです。

さらに、AppleはAirPods Maxの新型モデルも計画しているようです。ガーマン氏は「全く新しいハードウェアやソフトウェア機能の開発に投資するほどAirPods Maxは売れていない」と指摘していますが、それでもAppleはUSB-C対応のAirPods Maxをリリースするだろうとガーマン氏は予測しています。さらに、AirPods Maxには新色も追加される模様。リリース時期について、ガーマン氏は「2024年に新型AirPodsと一緒に発売されることを期待している」と記しています。


この他、AppleはAirPods向けのソフトウェアアップデートで補聴器機能をリリースすることを計画しているそうです。Appleは2024年後半にこの機能をリリースする予定で、「同機能は何か大きなことの始まりになるかもしれない」とガーマン氏は期待を寄せています。Appleの補聴器機能は数千億円規模の補聴器市場を根底から覆す可能性を秘めているとのことです。

さらに、Appleは2025年にもAirPods Proのアップデートを計画しているそうで、モデルの新しいデザインはまだ確定していないものの、Appleは快適さを重視したアップデートを計画している模様。また、この新型AirPods Proには体温測定機能や健康状態のトラッキング機能などが追加される可能性があります。ただし、これらの機能は開発の初期段階にあるとのことです。

◆Apple Watch
Apple Watchも新しいデザインに一新される可能性があります。AppleはApple Watchをさらなる高みへと導くために、新機能として「高血圧」と「睡眠時無呼吸症候群」の2つを検出する機能の開発に取り組んでいるとのこと。これらの機能はあくまで「ユーザーがこれらの症状のいずれかに罹患していると判断された場合に警告を発し、フォローアップの検査を提案する」というものになります。

2023年モデルのApple Watchは2023年末にはあまり売れないと予想されており、魅力的な機能の欠如がその理由になると目されています。2023年に登場したApple Watchの新モデルには大きなアップグレードはありませんでした。

Apple Watch初心者がApple Watch Ultra 2を数日使用してみたレビュー - GIGAZINE


◆Vision Pro
2024年に発売予定のVision Proに向け、Appleは2024年1月に数百人の小売店舗従業員を招待し、Vision Proの使い方や販売方法をレクチャーする予定です。AppleはまだVision Proの主要なセールスポイントを把握しようとしている段階ですが、今後数年以内に同社の売上の大きな部分を占めるようになると期待している模様。Apple社内ではVision ProをApple Watchと比較する意見もあり、「Apple Watchは最初の3世代の売れ行きがあまり良くなかった」と、Vision Proも初めは苦戦する可能性を指摘する声もあるそうです。

◆iPad
iPadはハイエンドモデルのProが刷新され、ミドルレンジモデルのAirはより大きなディスプレイを採用することになると指摘されています。新型iPad ProとiPad Airの詳細は以下の記事にまとめられています。

Appleが2024年初頭に複数の新型iPad&M3搭載MacBook Airのリリースを計画しているとの報道 - GIGAZINE


この他、Appleは小型モデルのiPad miniとエントリーモデルのiPadに、より高速なチップを搭載することを計画しているようです。

◆Mac
Appleは2024年にM3搭載MacBook Airや、「J614」「J616」という2つのコードネームで開発されている新しいMacBook Proもリリースを予定しています。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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