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Logitech(ロジクール)が左手用デバイスメーカーのLoupedeckを買収、ストリーマーやクリエイター向けの製品を強化へ


PC周辺機器メーカーのLogitech(日本ではロジクール)が、左手用デバイスを開発するLoupedeckを買収したと発表しました。Logitechは買収の目的について、「よりシームレスなエクスペリエンスをクリエイターに提供するため」と語っています。

Logitech International - Logitech Acquires Loupedeck
https://ir.logitech.com/press-releases/press-release-details/2023/Logitech-Acquires-Loupedeck/default.aspx



Logitech acquires Stream Deck rival Loupedeck - The Verge
https://www.theverge.com/2023/7/18/23798716/logitech-loupedeck-acquisition-announcement


Logitechはスイスのローザンヌ市とアメリカのカリフォルニア州ニューアーク市に本社を構えるPC周辺機器メーカーです。なお、Logitechの日本法人は、商標の関係で「ロジクール」と名乗り、ブランド名も「ロジクール」で展開しています。

Loupedeckは2016年にフィンランドで設立された企業で、LoupedeckやLoupdeck Live Sなど、クリエイターやストリーマー向けの左手用デバイスとソフトウェアを開発しています。Loupedeck Live Sがどんなデバイスなのかは、以下の記事を読むとよくわかります。

物理ダイヤルとボタンでPC作業を効率化するカスタムコントローラー「Loupedeck Live S」フォトレビュー - GIGAZINE


Logitechは2019年9月に、ライブストリーミング用ソフトウェア「Streamlabs OBS」を開発するStreamlabsを8900万ドル(当時のレートで約93億5000万円)で買収しています。Logitechは「LoupedeckのデバイスとStreamlabsの人気アプリケーションやサービスが緊密に連携することで、クリエイターによりシームレスなエクスペリエンスを提供できるようになります」と語りました。

IT系ニュースサイトのThe Vergeは、Loupedeckが提供しているLoupedeck Live SやLoupedeck LiveがElgatoの左手用デバイス「Stream Deck」と競合していることから、「Logitechがライブストリーミング市場でのさらなる顧客獲得を狙っている」とみています。


Logitechのゲーミングブランド「ロジクールG」のゼネラルマネージャーであるウジェシュ・デサイ氏は「LoupedeckとLogitechは共に、ストリーマーやクリエイター、ゲーマーに力を与えることに情熱を注いでいます。今回の買収により、Logitechの製品が強化され、キーボードやマウスがよりスマートで前後関係を認識するようになり、Logitech全体を通じて皆さまにソフトウェア面でもより良い体験を提供するという大志が実現に近づきます」とコメントしています。

Loupedeckのミッコ・ケスティCEOは「LoupedeckとLogitechは、クリエイターとストリーマーに対するコミットメントを共有しており、その創造性に限界はないと信じています。LoupedeckはLogitechの一員となることで、私たちが行っていることを次のレベルに引き上げることが可能になり、皆さまと創作プロセスへの影響力が飛躍的に広がります」と述べました。

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in メモ,   ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

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