AmazonがPrime Videoに広告ありバージョンを追加して収益拡大を計画中

Amazonがエンターテインメント事業の収益拡大を目指して、動画ストリーミングサービス「Prime Video」で広告ありバージョンの開始を計画していることがわかりました。

Amazon Plans Ad Tier for Prime Video Streaming Service - WSJ
https://www.wsj.com/articles/amazon-plans-ad-tier-for-prime-video-streaming-service-8944fe51

Amazon Prime Video is reportedly planning an ad-supported tier - The Verge
https://www.theverge.com/2023/6/7/23752686/amazon-prime-video-ad-supported-tier-rumors

The Wall Street Journalは事業に詳しい関係者からの情報として、AmazonがPrime Videoに広告を入れるためのさまざまな方法を検討していると報じています。方法の一例は、サービスに加入済みの人に対して広告の表示数を増やし、広告の非表示やその他の機能について追加料金を支払ってもらうというものです。

Amazon Prime Videoの一部の番組にはすでに広告が表示されています。また、Amazonブランドのサービスとして広告入り無料ストリーミングサービス「Freevee」(旧IMDb Freedive)も展開されています。

さらに、別の施策として、定額制動画配信サービス「Max」を展開するワーナー・ブラザース・ディスカバリーや「Paramount+」を展開するパラマウント・ピクチャーズと提携し、Prime VideoのチャンネルにMaxとParamount+を加えることも協議中だとのこと。

Amazonの創業者であるジェフ・ベゾス氏からCEOを引き継いだアンディ・ジャシー氏は、収益性を高める方針を打ち出していて、2023年に入ってから合計で3万人近い人員削減を行っています。

Amazonが1万8000人以上の人員削減に続き9000人以上の追加削減を行うことを発表 - GIGAZINE