過剰なアレルギー反応を抑える注射器具「エピペン」を注射した様子をハイスピードカメラで撮影したムービーが公開
これまでにガラスの割れる瞬間やライフル銃の弾丸が飛んでくる様子などをハイスピードカメラで捉えたスローモーション映像を公開しているThe Slow Mo Guysが、アナフィラキシーに対する緊急治療に使用される「エピペン」を注射した時の動きを撮影しています。
Ultra Close-Up EpiPen Shot in Slow Motion - The Slow Mo Guys - YouTube
YouTuber「The Slow Mo Guys」のGav氏とDan氏。
Gav氏は自身がシナモンアレルギーで、Dan氏は母親が妊娠中のホルモン変化でナッツアレルギーになったそう。そのため、2人共身近にエピペンがあったそうです。
エピペンの使い方はまず外装を取り外します。
先端の黄色のキャップを外します。
あとは後ろの黒い部分を手のひらで垂直に押し込み、10秒間注入すればOK。
今回はエピペンの注射の様子をじっくり観察できるように透明のゲルにエピペンを注射します。
先端から勢いよく針が飛び出します。
ゲルの中で気泡が膨らんでいます。
気泡の中に薬剤が注入されていきます。
エピペンの注射針の長さは約15ミリメートルです。
注射針の長さが15ミリメートルで、撮影フレームレートが4000FPSであったことから、針の飛び出す速度は毎秒6.7メートルと計算されました。
注入されたアドレナリンの量は約300マイクログラムです。
安全上の観点から、注射が終わると針は自動でシリンダーの中に戻ります。
Dan氏はエピペンを常用する母親に連絡して、エピペンについて尋ねます。
Dan氏の母親によると、エピペンを注射した瞬間はそれほど痛みを感じないとのこと。
注射してから15分から20分で回復すると報告しています。またエピペンに含まれるアドレナリンによって「体がハイパーになったように感じ、その後落ち着くとすごく疲労しています」と報告するDan氏の母親。
電話を終えた両氏は「エピペンのデザインや機能は非常に良く考えられています」と述べています。
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