広告を閲覧してお金をもらえるブラウザ「Brave」が広告主向けの広告管理システム「セルフサービス広告」を開始
広告ブロック機能を標準搭載するウェブブラウザ「Brave」の開発元は、Braveの新規タブや通知に広告を配信できる独自広告サービスも提供しています。2023年4月4日には、広告主が広告キャンペーンの設定や実行を自由に操作できる「Self-serve ads(セルフサービス広告)」プログラムの提供開始が発表されました。
Self-serve ads | Brave Browser
https://brave.com/brave-ads/self-serve/
Brave Launches Self-Serve Ads Program | Brave Browser
https://brave.com/self-serve-ads/
Braveには広告ブロック機能が標準搭載されていますが、単純に広告の表示をブロックしているだけでなく、Braveの審査を通過した広告主に対して「新規タブの背景」や「プッシュ通知」に広告を表示できる仕組みを提供しています。
また、各ユーザーは上記の広告を閲覧するか否かを選択可能。さらに、「ユーザーが広告を閲覧した量」や「ユーザーの広告への関心度」に基づいて現金化可能なトークン「Basic Attention Token(BAT)」をユーザーや広告主に配布する独自の広告エコシステムも構築しています。
新たに提供が始まった「セルフサービス広告」プログラムは、Braveへの申請を簡略化して広告主が独自に「プッシュ通知」「ニュースフィード」「検索結果」に表示する広告キャンペーンを設定できるようにするものです。記事作成時点では「セルフサービス広告」は「日本を含むBrave広告のサポート地域」かつ「英語での広告」を対象に提供されていますが、今後サポート言語を拡大する予定とのこと。
なお、「セルフサービス広告」プログラムに参加するには、以下のリンク先から参加を申請した上でBraveの審査に合格する必要があります。
Self-serve ads | Brave Browser
https://brave.com/brave-ads/self-serve/
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