広告を消すアドブロック機能をバイパスして広告を表示させる仕様変更をFacebookが実施へ

by jangkwee

FacebookとGoogleはデジタル広告市場の64%をコントロールしていると言われていますが、そのFacebookがデスクトップ版ウェブブラウザ上のサービスで、広告を非表示にするアドブロックをバイパスしてユーザーに広告を表示する取り組みを開始すると発表しました。

A New Way to Control the Ads You See on Facebook, and an Update on Ad Blocking | Facebook Newsroom
https://newsroom.fb.com/news/2016/08/a-new-way-to-control-the-ads-you-see-on-facebook-and-an-update-on-ad-blocking/


Facebook will start bypassing adblockers on desktop browsers | Technology | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2016/aug/09/facebook-adblockers-desktop-browser


広告を非表示にする「アドブロック」というツールは、ここ2年で利用者が2倍にまでふくれあがっており、広告収入を主にするウェブサイトの中には、AdBlockなどの広告ブロック機能をオンにしていると「記事を読むには広告ブロック機能を解除するように」という警告が表示されるところもあります。

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インターネットユーザーが行う広告ブロックに対し、Googleはかねてから「Acceptable Ads(受け入れ可能な広告)」という機能を実装しており、ホワイトリスト化された一部の広告についてはAdblock Plusをオンにしていても表示させるよう対処しています。

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一方で、2016年8月9日にFacebookは上記のような流れについて「いくつかのアドブロックツールを提供する会社は、これまでブロックしていた広告についてお金を受け取ることでブロックされないようにしています。これは人々を混乱させ、サポートを必要とするジャーナリズムや無料サービスへの資金を減らしています」と説明。「我々のミッションはアドブロック会社にお金を払うことではなく、人びとに世界をよりオープンに、かつ、つながるための力を与えること」であるとして、ウェブサイトのデスクトップ版における広告ブロックを排除し、たとえユーザーがアドブロックツールを使っていたとしても、広告を表示する計画を発表しました。

これに合わせて、最新アップデートで「好みの広告」だけを表示させる機能を強化。ユーザーは「広告表示設定」から、「旅行や猫には興味がない」と設定すれば、たとえFacebookがユーザーをプロフィール欄から「猫派」だと判断していても、猫に関する広告は表示されないようになっています。ユーザーのオンライン体験を損なうのではなく、あくまでユーザー体験を補完する新しい広告フォーマットを構築した、とFacebookは説明しています。

なお、これらの取り組みは記事作成時点においてウェブサイトのデスクトップ版にのみ行われる予定であり、モバイル版ウェブサイトやアプリでFacebookを使用する場合は、依然としてアドブロックツールが有効になるとのことです。

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