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Metaが月額1600円でFacebookとInstagramの認証バッジをゲットできる有料サービス「Meta Verified」発表


MetaがFacebookおよびInstagramで認証バッジ(アカウント横に表示される青色チェックマーク)を取得できる「Meta Verified」という有料サービスを、ウェブ版だと月額11.99ドル(約1600円)、モバイル版だと月額14.99ドル(約2000円)で販売すると発表しました。

Testing Meta Verified to Help Creators Establish Their Presence | Meta
https://about.fb.com/news/2023/02/testing-meta-verified-to-help-creators/

Meta’s launching $12 per month paid verification on Instagram and Facebook - The Verge
https://www.theverge.com/2023/2/19/23606268/meta-instagram-facebook-test-paid-verification

Meta to sell blue badge on Instagram and Facebook as Zuckerberg borrows Musk’s playbook | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/02/19/meta-verified-instagram-facebook/

Following Twitter's lead, Meta launches its own blue checkmark subscription for Facebook and Instagram, costs $14.99/mo on iOS - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2023/02/19/facebook-meta-verified-subscription/

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOが、FacebookやInstagramのアカウントに認証バッジを付与してプラットフォーム上での可視性を高めたり、優先的なカスタマーサポートなどを提供したりする有料サービス「Meta Verified」を発表しました。Meta Verifiedは2023年2月の第4週にオーストラリアおよびニュージーランドで提供開始となる予定です。

認証バッジはFacebookだとアカウント名の横に青色チェックマークで以下のように表示されます。


Instagramの場合は以下の通り。認証バッジは、どちらのプラットフォームでも基本的に著名人や企業アカウントなどが公式アカウントであることを示すために使用されてきました。


Meta Verifiedについて、ザッカーバーグCEOは「今週、Meta Verifiedをリリースします。同サービスはユーザーの身元を確認したうえでアカウントに青色バッジ(認証バッジ)を付与することで、なりすましアカウントに対する特別な保護を取得したり、カスタマーサポートに直接アクセスしたりできるようになるというサブスクリプションサービスです。この新機能はMetaのサービス全体で信頼性とセキュリティを向上させるものです」と説明しています。

Meta Verifiedを購入するには、最低限の活動要件を満たし、ユーザーが18歳以上であり、FacebookまたはInstagram上の写真と一致する身分証明書を提出する必要があるそうです。なお、Metaはすでに認証バッジを取得しているアカウントに変更を加える予定はないと説明しています。


加えて、Meta Verifiedを購入したユーザーはInstagramのストーリーズやリールで使える専用ステッカーを取得したり、Facebookでクリエイターに投げ銭するために必要なスターを無料で毎月100個ゲットしたりできる模様。

なお、記事作成時点ではMeta Verifiedを通して企業アカウントが認証バッジを取得することはできず、認証バッジを取得したアカウントではプロフィール名・ユーザー名・誕生日・プロフィール写真を変更するには確認プロセスが必要になるとのこと。

Meta Verifiedは、Twitterがイーロン・マスク氏に買収された直後に販売開始した認証済みバッジを販売する有料サービス「Twitter Blue」のMeta版とも呼べるものですが、海外メディアのThe Vergeは「Metaはユーザー検証に身分証明書の提出を義務付けており、偽アカウントに対する保護手段を講じているように思えますが、これが効果があるかは不明です。Twitter Blueが登場した際のように認証バッジを取得したなりすましアカウントが大量発生しないことを祈るのみです」と報じています。

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MetaはAppleが広告目的のユーザー追跡を許可するかどうかをユーザー自身が選択できる「App Tracking Transparency(ATT)」を有効化したことで広告収入が激減しており、2022年には広告収入が100億ドル(約1兆3000億円)以上減少したと発表していました。大幅な収入減により、Metaは2022年末に全従業員の約13%に相当する1万1000人を解雇しています。

こういった苦しい経営状況を改善するための一手としてMeta Verifiedがリリースされるわけですが、同じく新しい収入源の構築のためにTwitter BlueをスタートしたTwitterは、2023年1月中旬時点でわずか18万件しかTwitter Blue会員を得られていないことが報じられています。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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