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イーロン・マスクがTwitterで悪質な「なりすましアカウント」が止まるまで有料で認証済みバッジを配布するTwitter Blueを再開しないと社員に発言


Twitterがイーロン・マスク氏に買収されてから、同社は収益改善のために人員整理月額1200円で認証済みバッジがゲットできる新しいTwitter Blueをリリースしています。しかし、Twitter Blueは「認証済みバッジを取得した悪質ななりすましアカウント」が大量発生したため、記事作成時点では一時停止状態にあります。マスク氏はこのような悪質ななりすましアカウントがTwitter上からいなくなるまで、Twitter Blueの販売を再開しないと従業員に説明したことが明らかになりました。

Elon Musk says Twitter won’t restart paid verification until ‘significant impersonations’ stop - The Verge
https://www.theverge.com/2022/11/21/23472184/elon-musk-twitter-paid-verification-relaunch-delay-impersonations

マスク氏はTwitterの収益を改善するための最初の策として、アカウント名の横に表示される青色チェックマークこと「認証済みバッジ」を月額1200円で買える新しいTwitter Blueを、2022年11月10日にリリースしました。

月額1200円で認証済みバッジが買える「新生Twitter Blue」をイーロン・マスクが正式公開、灰色の公式チェックマークは即廃止に - GIGAZINE


しかし、すぐに認証済みバッジをゲットしたなりすましアカウントが急増。なりすましアカウントによる最悪のツイートは以下の記事でチェックできます。

Twitterが認証済みバッジを購入可能にしたことで公式になりすました偽アカウントが大量発生中 - GIGAZINE


これらのなりすましアカウントはただのなりすましアカウントというわけではなく、政治的な内容のツイートをするなど、企業アカウントやブランドアカウントの印象を悪化させるようなツイートを行うものも多く存在しました。そのため、大手広告代理店などが「Twitterへの広告出稿の停止」を顧客に推奨する事態にまで発展。Twitterは収益の90%を広告収入に依存しているため、これはTwitterにとって非常に大きな痛手であるとみられています。

Twitter上でなりすましアカウントが大量発生したことにより大手広告代理店も「Twitterへの広告出稿の停止」を顧客に推奨している - GIGAZINE


その後、マスク氏はTwitter全体への悪影響を考慮してTwitter Blueの販売を一時停止しました。

海外メディアのThe Vergeが独自に入手した情報によると、イーロン・マスク氏は2022年11月21日に行われた全社会議の中で、従業員に向けてTwitter Blueの販売再開について発言したそうです。

マスク氏は認証済みバッジをゲットできる新しいTwitter Blueについて、「11月29日に販売再開する」と発言していたことが報じられていましたが、全社会議では「(Twitter Blueは)来週再び利用可能になるかもしれませんが、そうではないかもしれません。重大ななりすましに対する保護に関する高い信頼が得られるまでは、Twitter Blueの販売を再開することはありません」と述べました。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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