メモ

インドで生産されたiPhoneのパーツは50%が不合格


Appleはもろもろのリスクを鑑みて、iPhoneの生産拠点をインドやベトナムに拠点を移す計画を進めています。しかし、インドの工場で生産されたiPhoneの外装は歩留まり(良品の割合)が50%と低く、なかなか生産を目標通りに進めるのは難しいという現実が指摘されています。

Apple’s manufacturing shift to India hits stumbling blocks | Financial Times
https://www.ft.com/content/0d70a823-0fba-49ae-a453-2518afcb01f9

iPhone casings produced in India have 50% rejection rate
https://9to5mac.com/2023/02/14/iphone-casings-produced-in-india/


経済紙のフィナンシャル・タイムズによると、インドではタタグループ傘下のHosurがiPhoneの外装制作を行っているのですが、組み立てパートナーであるFoxconnに送られる品は約2分の1にとどまっており、Appleが目標とする不合格ゼロに近づけるための、工場の熟練度向上には時間がかかりそうだとのこと。

この点、中国のサプライヤーは「やればできる」という姿勢で仕事に取り組み、不合格ゼロにかなり近い成果を上げていると報告されています。数週間かかる仕事でも、翌日には終えてくるそうです。


起業家のVivek Wadhwa氏は、インドのサプライヤーが中国での生産に目立った影響を与えるだけの生産量を実現するには3年ほどかかると見積もっているとのこと。

なお、iPhone生産拠点をインドへ移転させる計画は中期的には順調に進んでいるとのことで、2027年までにiPhoneの50%がインドで生産されるようになる見込みです。

2027年までにiPhoneの50%がインドで生産されるようになる可能性 - GIGAZINE

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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