「大学生にオススメな本のリスト」をアメリカの有名大学が公開、大学生は一体どんな本を読むべきなのか?

「学生のうちにたくさん本を読んだ方がいい」とよく言われますが、多くの人々にとっては何を読めばいいのかを判断すること自体が困難な課題です。そこで、1冊の本をじっくり読み込む「Great Books curriculum(グレート・ブックス・カリキュラム)」を実践しているアメリカのセント・ジョンズ・カレッジが、「大学生にオススメな本のリスト」を公開しています。
Great Books Reading List and Curriculum | St. John's College
https://www.sjc.edu/academic-programs/undergraduate/great-books-reading-list
以下のリストが公式ページで紹介されている全書籍というわけではなく、日本語訳で単著として出版されており、比較的入手しやすい書籍を優先的にピックアップしているほか、科学論文や公文書などは省いています。また、公式リストでは学年のカリキュラムに沿って書籍を紹介しているため、一部の書籍には重複がありますが、以下のリストではより低い方の学年に合わせて列挙しています。
◆1年生
アリストパネス「雲」

ヘロドトス「歴史」

ルクレティウス「物の本質について」

ホメロス「イリアス」

ホメロス「オデュッセイア」

プラトン「国家」

トゥキディデス「戦史」

◆2年生
「新約聖書」

ダンテ・アリギエリ「神曲」

アリストテレス「霊魂論(心とは何か/魂について)」

アウグスティヌス「告白」

ジェフリー・チョーサー「カンタベリー物語」

デカルト「方法序説」

ニッコロ・マキャヴェッリ「君主論」

ウィリアム・シェイクスピア「ハムレット」

ウィリアム・シェイクスピア「リア王」

◆3年生
ジェイン・オースティン「高慢と偏見」

セルバンテス「ドン・キホーテ」

ラファイエット夫人「クレーヴの奥方」

ジョージ・エリオット「ミドルマーチ」

ガリレオ・ガリレイ「新科学対話」

トマス・ホッブズ「リヴァイアサン」

デイヴィッド・ヒューム「人性論」

イマヌエル・カント「純粋理性批判」

ジョン・ロック「統治二論」

ジョン・ミルトン「失楽園」

ブレーズ・パスカル「パンセ」

ジャン=ジャック ルソー「社会契約論」

アダム・スミス「国富論」

ジョナサン・スウィフト「ガリバー旅行記」

マーク・トウェイン「ハックルベリー・フィンの冒険」

ハンナ・アーレント「人間の条件」

サミュエル・ベケット「ゴドーを待ちながら」

アルベール・カミュ「異邦人」

老子「老子道徳経」

フョードル・ドストエフスキー「悪霊」

ガブリエル ガルシア=マルケス「百年の孤独」

ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」

アーサー・ミラー「セールスマンの死」

マルセル・プルースト「失われた時を求めて」

◆4年生
ジョゼフ・コンラッド「闇の奥」

チャールズ・ダーウィン「種の起源」

フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」

アレクシ・ド・トクヴィル「アメリカのデモクラシー」

ジークムント・フロイト「精神分析入門」

カール・マルクス「資本論」

フリードリヒ・ニーチェ「善悪の彼岸」

レフ・トルストイ「戦争と平和」

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ「ファウスト」

ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」

トマ・ピケティ「21世紀の資本」

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