最大6GHzで動作するモンスター級CPU「Core i9-13900KS」をIntelが発表
Intelが最大6GHzで動作するデスクトップ向けCPU「Core i9-13900KS」を2023年1月12日(木)に発表しました。Core i9-13900KSは13世代Coreプロセッサ「Raptor Lake」シリーズの最上位モデルに位置付けられており、家庭向けCPUとして初めて出荷状態で6.0GHzを達成したことがアピールされています。
13th Gen Intel Core i9-13900KS Brings Unprecedented Speed to Desktop...
https://www.intel.com/content/www/us/en/newsroom/news/13th-gen-intel-core-i9-13900ks-now-available.html
Core i9-13900KSは、定格周波数が3.2GHzで、ターボ周波数は最大6.0GHzです。Intelは「エクストリームなゲーマーやPC愛好家は、出荷時から6.0GHzで動作する業界初のデスクトップ向けCPUを使用して、日々のパフォーマンスをこれまで以上に向上させられます」と述べています。
以下のムービーでは、実際にCore i9-13900KSが6.0GHzで動作していることを確認できます。
Sneak Peek: 6 GHz Intel Core Out-of-the-Box Demo - YouTube
以下のマシンにCore i9-13900KSが搭載されています。電源はCORSAIRの「RM1000x」を使っているようです。
モニターを確認すると、Pコアが6000.0MHz(6.0GHz)で動作していることが分かります。
Core i9-13900KSのスペックを、13世代Coreプロセッサの発表時から存在していたCore i9-13900Kと比較するとこんな感じ。高性能コアのPコアと省電力コアのEコア双方の動作周波数が向上していることが分かります。また、Core i9-13900KSでは新たな電力管理プロファイル「Extreme Power Delivery Profile」が使用可能となっており、Extreme Power Delivery Profileを用いた際の最大消費電力は320Wです。
モデル | Core i9-13900KS | Core i9-13900K |
コア数(Pコア・Eコア) | 24(8・16) | 24(8・16) |
スレッド数 | 32 | 32 |
L3キャッシュ | 36MB | 36MB |
Pコアのターボ周波数 | 最大6.0GHz | 最大5.8GHz |
Eコアのターボ周波数 | 最大4.3GHz | 最大4.3GHz |
Pコアのベース周波数 | 3.2GHz | 3.0GHz |
Eコアのターボ周波数 | 2.4GHz | 2.2GHz |
内蔵GPU | Intel UHD Graphics 770 | Intel UHD Graphics 770 |
PCIeレーン | 20 | 20 |
対応ソケット | LGA1700 | LGA1700 |
対応メモリ | DDR5 5600,DDR4 3200 | DDR5 5600,DDR4 3200 |
ベース電力 | 150W | 125W |
ターボ電力 | 253W・320W | 253W |
希望小売価格 | 699ドル(約9万300円) | 589ドル(約7万6100円) |
Core i9-13900KSは日本でも2023年1月12日23時から販売が始まっています。
・関連記事
Intelが13世代Coreプロセッサ「Raptor Lake」を発表、最上位モデルは24コア32スレッドでマルチスレッド性能が41%向上 - GIGAZINE
Intelが最大24コアの第13世代Coreモバイル向けプロセッサを発表 - GIGAZINE
AMDの「Ryzen 7000」シリーズが2022年9月27日に登場、価格は約4万円から - GIGAZINE
Intelの第11世代Coreプロセッサ「Rocket Lake」はそんなにダメだったのか? - GIGAZINE
AMDが最大96コアの「第4世代EPYC」を発表、Zen 4アーキテクチャ採用でDDR5やPCIe 5をサポート - GIGAZINE
・関連コンテンツ