NINTENDO64の名作「ゴールデンアイ 007」のXbox移植版が間もなく登場か

1997年にNINTENDO64向けのFPSゲームとして発売された「ゴールデンアイ 007」が、Xboxに移植される可能性が報じられています。

Rare developers are still playing Xbox’s unannounced GoldenEye 007 port | VGC
https://www.videogameschronicle.com/news/rare-developers-are-still-playing-xboxs-unannounced-goldeneye-007-port/

Rare employees are still unlocking achievements for a GoldenEye 007 Xbox port that doesn't exist yet | Eurogamer.net
https://www.eurogamer.net/rare-employees-are-still-unlocking-achievements-for-a-goldeneye-007-xbox-port-that-doesnt-exist-yet

2022年初頭、Xboxのアチーブメントを追跡するサイトである「TrueAchievements」に、Xbox版「ゴールデンアイ 007」のアチーブメントが登録されていることが明らかになりました。そこから、イギリスのレアが開発した「ゴールデンアイ 007」がXboxに移植される可能性が報じられ続けているのですが、2022年6月時点でXbox版「ゴールデンアイ 007」は公開されていません。しかし、レアの開発者はいまだにXbox版「ゴールデンアイ 007」のアチーブメントを解放しており、同作の移植に向けた動きを進めていることが明らかになりました。

Xbox版「ゴールデンアイ 007」のアチーブメントを解放しているのは「BigSheep」というユーザーで、これは2015年に発売された「Rare Replay」に収録されるはずだった「ゴールデンアイ 007」の移植を担当していたというリードエンジニア・James Thomas氏のアカウントであると考えられています。

海外ゲームメディアのVGCは独自の情報源から「Xbox版のゴールデンアイ 007が間もなく発表されるという情報を入手した」としていますが、同作が旧ソビエトをテーマとしているため、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年初頭のリリースは「延期された可能性がある」と記しています。

「ゴールデンアイ 007」はこれまで複数回にわたって移植が試みられてきましたが、多くの法的な問題に直面したことで有名です。権利所有者は任天堂・Microsoft・MGMと複数社にわたっており、「理論的にはすべての会社から移植の承認を得る必要があります」とVGCは指摘。

2022年はジェームズ・ボンドフランチャイズの60周年を迎える年であるため、フランチャイズの中でも象徴的な作品である「ゴールデンアイ 007」が移植される可能性が期待されています。実際、「ダウンロード可能な電子ゲームソフトウェア」の商標リストに登録されている「ゴールデンアイ」が、2022年3月に入って2度延期されました。

なお、過去に開発されていたXbox 360向けの「ゴールデンアイ 007」リマスター版は、2021年にファイル共有サイト上でリークされました。この公開されるはずのなかった「ゴールデンアイ 007」リマスター版について、VGCは「これまでプレイしたことがない最高のリマスター版だった」と評価しています。

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ただし、このリマスター版の制作に携わったディレクターはVGCのインタビューで「これが正式にリリースされるとは思わない」と語っています。