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女性従業員からの集団訴訟で和解金100億円以上をライアットゲームズが支払いへ


世界的に人気のゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」「VALORANT」の開発・運営元として知られるライアットゲームズが、2018年に女性従業員らから起こされていた集団訴訟について、和解金として1億ドル(約115億円)を支払うことに合意しました。一度は1000万ドル(約11億円)の支払いで合意していたものですが、当局により阻止され、支払う金額が10倍に跳ね上がった形です。

Riot Games, Inc. Agrees to $100 Million Settlement and Systemic Reforms to Resolve Allegations of Workplace Sex Discrimination and Harassment
(PDFファイル)https://www.dfeh.ca.gov/wp-content/uploads/sites/32/2021/12/RiotGamesPR12.27.21.pdf


Riot Games will pay $100 million to settle discrimination lawsuit - The Verge
https://www.theverge.com/2021/12/28/22856743/riot-games-settlement-gender-discrimination-lawsuit-dfeh

Riot Games to pay $100M to settle gender discrimination lawsuit - Polygon
https://www.polygon.com/22856713/riot-games-lawsuit-gender-discrimination-settlement

集団訴訟の原告はライアットゲームズの女性従業員・派遣社員など、あわせて少なくとも2365人。訴えの内容は「恒常的に男性従業員から性的嫌がらせを受けていた」「昇進・昇給で正当な評価を得られなかった」というもの。


これについて、ライアットゲームズは2019年に1000万ドル(約11億円)で和解に合意していました。

リーグ・オブ・レジェンドのRiot Gamesが女性従業員に10億円以上の和解金を支払う - GIGAZINE


しかし、カリフォルニア州公正雇用住宅局(DFEH)と労働基準執行部(DLSE)が「会社は最大4億ドル(約459億円)を支払うことになるはず」と主張し、この和解合意を阻止。

改めて、ライアットゲームズは1億ドル(約115億円)の支払いで和解に合意することになりました。和解金のうち8000万ドル(約92億円)が被害者への支払いに充てられるとのことで、2014年11月以降にライアットゲームズで働いた経験のある女性は賠償金を受け取れる可能性があります。残り2000万ドル(約23億円)は弁護士費用などの雑費に充てられます。

このほか和解条件として、ライアットゲームズは独立した専門家による「男女共同参画分析」を含む3年間にわたる実質的制度改革を実施すること、および3年間で1800万ドル(約21億円)の基金を設立し、多様性の取り組みと公平性のための賃金調整に対する資金提供にも合意しました。

ライアットゲームズは「2018年からここまで来たことを誇りに思う一方で、過去に対する責任も負わなければなりません。今回の和解は、ライアットゲームスでいやな思いをした人たちのことをきちんと認め、ゲーム業界にさらなる説明責任と平等性をもたらすために率先して取り組んでいきたいという我々の願いを示してくれることを願っています」との声明を発表しています。

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in メモ,   ゲーム, Posted by logc_nt

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