「League of Legends」のRiot Gamesがロイヤリティフリーのアルバムをリリース、ゲーム実況者やクリエイターは無料で使用可能

世界で最もプレイヤーが多いことで知られているオンラインゲーム「League of Legends」の開発元であるRiot Gamesが2021年7月3日に、全37曲が収録されたアルバム「Sessions:Vi」をリリースしたと発表しました。このアルバムの収録曲はYouTube MusicやSpotifyから無料で視聴できるほか、公式サイドでダウンロードすることも可能で、ガイドラインを守れば無料で配信などに使用することもできます。

Sessions - リーグ・オブ・レジェンド
https://sessions.riotgames.com/ja-jp/event/sessions/

クリエイターやストリーマーが配信や動画に無料で使用できる全37曲が収録されたアルバム「Sessions:Vi」を7月3日（土）にリリース｜合同会社ライアットゲームズのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000256.000024470.html

League of Legends’ new music is lo-fi beats that are DMCA-safe for streaming - Polygon
https://www.polygon.com/22560644/riot-games-league-of-legends-new-music-lofi-chill-streamer-friendly-dmca

Riot Gamesが7月3日にRiot Games Musicレーベルからリリースしたアルバム「Sessions:Vi」は、以下から聴くことができます。このアルバム名は、Riot Gamesが開発したオンラインゲーム「League of Legends」に登場するキャラクターである「Vi(ヴァイ)」にちなんで名付けられました。

Sessions: Vi | A Creator-Safe Collection | Riot Games Music - YouTube


Riot Gamesは2020年8月に、配信者やクリエイターが無料で使用できる「Creator-Safe Playlist(クリエイターのための安全なプレイリスト)」を発表した上で、安全に配信し無料で使用できる新しい音楽プロジェクトを創設する考えを明らかにしました。この方針に基づき、ミュージシャンらとパートナーシップを結んで作成されたのが今回リリースされた「Sessions:Vi」です。

「Sessions:Vi」の収録曲は、Legal Jibber Jabber ポリシーやクリエイターのための安全なプレイリストに記載されているガイドラインを守れば、配信や動画のイントロ・バックグラウンド・アウトロなどコンテンツの各所に使用可能。収益化した動画などにも使うことができますが、楽曲そのものの販売や宣伝のみを目的とした利用などは許可されていません。

Riot Games Musicの責任者であるToa Dunn氏は、ゲーム専門のニュースサイト・Polygonに対し「Riot Gamesの目標は、音楽アーティストとコンテンツ制作者の橋渡しをして、双方が満足できる環境作りをすることです」とコメントしました。

Riot Gamesは「Sessions:Vi」の発表の中で、「これは始まりに過ぎません。Riot Games Musicは、今後もSessionsのようなプロジェクトに取り組んでいきますので、お見逃しなく」と述べて、今後も同様のアルバムや楽曲を発表していく予定だとしています。

「Sessions:Vi」に収録されている37曲は、上記の動画のほか以下の各種音楽配信サービスから視聴することが可能。また、公式サイトにある「アルバムをダウンロード」ボタンから圧縮ファイル形式でダウンロードすることもできます。なお、ダウンロードサイズは2.4GBです。