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画像ブックマークサービス「Pinterest」が約23億円で元最高執行責任者と和解、性差別を巡る訴訟で


インターネット上の画像やムービーをブックマークして共有できるソーシャルメディア「Pinterest」が元最高執行責任者(COO)のFrançoise Brougher氏から提起された性差別を巡る訴訟について、2250万ドル(約23億4000万円)を支払うことで和解しました。

UNITED STATES SECURITIES AND EXCHANGE COMMISSION
https://www.sec.gov/ix?doc=/Archives/edgar/data/1506293/000150629320000291/pins-20201214.htm


Pinterest settles gender discrimination lawsuit brought by former COO - The Verge
https://www.theverge.com/2020/12/14/22175043/pinterest-gender-discrimination-lawsuit-settlement-coo-francoise-brougher

Pinterest Settles Gender Discrimination Suit for $22.5 Million - The New York Times
https://www.nytimes.com/2020/12/14/technology/pinterest-gender-discrimination-lawsuit.html

2020年8月、Brougher氏は「性差別的な扱いを受けた」としてサンフランシスコ州の高等裁判所にPinterestを訴えました。訴状によると、Brougher氏の給与は同じ立場の男性社員よりも給与が少なく、重要な会議からも繰り返し除外され、同社の最高財務責任者のTodd Morgenfeld氏から性差別的なフィードバックを受けた上に、この扱いについて苦情を申し立てたところ解雇されたとのこと。

2020年12月15日、PinterestとBrougher氏は「Pinterestは一切の責任を負わない」「PinterestはBrougher氏の弁護団に2000万ドル(約20億8000万円)を支払い、IT業界で働く女性や少数民族などのマイノリティを支援する慈善団体に250万ドル(2億6000万円)を寄付する」という条件に双方が合意して和解しました。これによりPinterestは、今回の訴訟で合計2250万ドル(約23億4000万円)を支払うことになります。


PinterestはBrougher氏から訴訟を受けた他にも、パブリックポリシー担当チームに所属していた黒人女性2名から「重要なイニシアチブを主導したにも関わらず、低賃金のままだった」という批判を受けており、さらに2020年8月には200人以上の従業員から人種・性別に関する平等を求める嘆願書を提出されるなど、人種的・性的差別に関する複数の問題を抱えていたとみられています。

Brougher氏は「Pinterestが非常に誠実に受け止めてくれたことを喜んでいます」とコメント。Pinterestの広報担当者は給与情報の透明化などの措置を挙げて、「全ての従業員がサポートを受けられ、なおかつ仲間であると感じられる企業になるために必要な措置を迅速に実施しました」と述べました。

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in Posted by darkhorse_log

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