世界初のナトリウムイオンバッテリー搭載EVは航続距離400km超えで冬も性能を9割維持

中国のバッテリー大手・寧徳時代新能源科技(CATL)が自動車メーカー・長安汽車と組み、量産車として世界で初めてとなるナトリウムイオンバッテリー搭載のEVを2026年内にリリース予定であることがわかりました。
CATL and CHANGAN Launch World’s First Mass-Production Sodium-Ion Passenger Vehicle
https://www.catl.com/en/news/6720.html
The World’s First Sodium-Ion Battery EV Is A Winter Range Monster
https://insideevs.com/news/786509/catl-changan-worlds-first-sodium-ion-battery-ev/
CATLで中国EV事業のCTOを務める高煥氏は、「何年も前にEVを導入したように、長安汽車にはエネルギー安全保障に対する責任と戦略的先見性があり、ナトリウムイオン技術の開発によって業界を再びリードしています。CATLは、業界のリーダーとともに働ける機会を重視しており、戦略を全面的にサポートし、安全で信頼できるナトリウムイオン技術を市場に投入するために専門知識を結集します」と語りました。

CATLのナトリウムイオンバッテリー「Naxtra」は最大175Wh/kgのエネルギー密度を実現し、電気のみの航続距離で400km超えを実現しています。さらにナトリウムイオンのサプライチェーンが進歩すると、航続距離はハイブリッド型で300km~400km、純電動型で500km~600kmに達するとみられます。

EVは極寒環境で性能低下があることが指摘されていますが、「Naxtra」の特徴はマイナス30℃の環境でも同条件のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーと比較して約3倍の出力を発揮する一方、マイナス40℃でも90%以上の容量を維持し、マイナス50℃でも安定した電力供給を実現する点です。
破砕、穴開け、ノコギリでの切断などの過酷な条件下でテストを行っても、Naxtraは発煙・発火することなく電力を供給できたとのこと。
まずはセダン「長安啓源A06」に搭載され、その後、長安汽車の他の車種にも展開される予定。
本当にNaxtraが主張されているような性能を発揮するのかどうか、EVにとって過酷な環境として知られる中国西部や東北部のユーザーによる検証が気になるところです。
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in 乗り物, Posted by logc_nt
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