Linux向け「Microsoft Edge」の正式版がリリース
約1年間のベータ版運用の後、Microsoftが開発するChromiumベースのウェブブラウザ「Microsoft Edge」のLinux版が正式リリースされました。
Microsoft Edge celebrates customers moving to IE mode, Linux, and new search innovations - Microsoft Edge Blog
https://blogs.windows.com/msedgedev/2021/11/02/edge-ignite-nov-2021/
Microsoft Edge for Linux enters stable channel after a year of betas | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2021/11/microsoft-edge-for-linux-enters-stable-channel-after-a-year-of-betas/
Linux版Microsoft Edgeはほとんどの主要なディストリビューションと互換性を有しており、MicrosoftはMicrosoft EdgeのダウンロードページでLinux向けにdebとrpmという2つのファイルフォーマットのインストーラーを提供しているだけでなく、Linuxの各ディストリビューションが採用しているパッケージマネージャーを利用してインストールすることも可能です。
Linux版Microsoft Edgeではパスワード・拡張機能・ブックマーク・タブの同期など、WindowsあるいはmacOS版のMicrosoft Edgeで利用できるほとんどの機能が利用可能となっています。海外メディアのArs Technicaは「仕事でWindowsを利用する必要があるLinuxユーザーの場合、データを相互に同期できるブラウザが存在すると便利です。一部の企業が古い内部ウェブサイトの更新を回避するために使用するInternet Explorer互換モードは存在しませんが、Linux版Microsoft Edgeにはほとんどの機能が備わっています」と記しています。
記事作成時点で世界で最も使用されているウェブブラウザはGoogleのChromeであるため、世界中のほとんどのウェブサイトはChrome上でサイトが表示されるようテストを行っています。そのため、Chromeと同じChromiumベースのMicrosoft Edgeであれば、ほとんどのウェブサイトが表示できるはず。また、Ars TechnicaはMicrosoft Edgeの利点として「Chromeの拡張機能のほとんどと互換性を有している点」を挙げています。
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