ハードウェア

Googleがスマートスピーカーに関してSonosの特許を侵害していると国際貿易委員会が判断


スマートスピーカーの特許をめぐってGoogleとSonosの間で行われている訴訟について、アメリカの国際貿易委員会が、GoogleによるSonosの特許侵害を認める判断を下しました。あくまでこれは予備的判決で、最終的な判断は2021年12月に下されますが、和解に至らない場合、スマートスピーカーだけではなく、スピーカーと接続して同じ技術を利用するスマートフォン・PixelやChromecastの販売も停止される可能性があります。

ITC Judge Decision Sonos v Google - DocumentCloud
https://embed.documentcloud.org/documents/21041851-itc-judge-decision-sonos-v-google/


A judge has ruled that Google infringed on Sonos’ patents - The Verge
https://www.theverge.com/2021/8/13/22623977/sonos-google-patent-lawsuit-itc-judge-initial-ruling-infringement

Sonos gets early patent victory against Google smart speakers | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2021/08/google-smart-speakers-infringe-on-sonos-patents-preliminary-itc-ruling-says/

Sonosは2001年創業で、スマートスピーカー製品のみを扱うメーカーです。2013年、Google Play MusicのサポートのためSonosはGoogleと提携し、マルチルームスピーカー技術をGoogleと共有しました。Sonosによると、Googleは技術をChromecast Audio、Pixelなどに無断で使用。度重なる警告を無視したことから、2020年1月、Googleに対する訴訟を起こしました。

「Googleがスマートスピーカーに関する特許を侵害した」とオーディオ企業がGoogleを提訴 - GIGAZINE


Sonosによる特許権侵害訴訟に対し、GoogleもSonosを訴え返し、両社はアメリカ、ドイツ、カナダ、フランス、オランダで法廷闘争を繰り広げることになりました。その中で2021年5月、ドイツの裁判所はGoogleによる特許侵害を認め、Google Cast技術を使用した製品の販売差し止めを命じる仮処分を行いました。

GoogleがオーディオメーカーのSonosに敗訴、スマートスピーカーの特許権侵害訴訟で - GIGAZINE


今回、アメリカの国際貿易委員会もドイツの裁判所と同様に、GoogleがSonosの特許5件を侵害していると判断しました。最終的な判断は2021年12月13日に下されます。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Googleが次世代スマートスピーカー「Google Nest Audio」を発表、価格は1万1550円 - GIGAZINE

AppleがSiri搭載のスマートスピーカー「HomePod」の生産を終了 - GIGAZINE

1万円なのにAppleらしい簡単初期設定で爆音の中でも正確に「Hey Siri」できるスマートスピーカー「HomePod mini」レビュー - GIGAZINE

Microsoftがリアルタイム翻訳&文字起こしが可能な会議用スマートスピーカーを発表 - GIGAZINE

in ハードウェア, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.