Macに「Face ID」が間もなく搭載されるという予測
Appleの顔認証システム「Face ID」は、ハイエンドモデルのiPhoneに搭載されていますが、iPhone SEといった一部のiPhoneやMacでは指紋認証「Touch ID」が利用されています。しかし、新たに、Macや全てのiPhoneでFace IDが搭載される可能性が示されました。
Gurman: Face ID coming to Macs, all iPhones and iPads within a 'couple of years' - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2021/07/25/gurman-face-id-coming-to-macs-all-iphones-and-ipads-within-a-couple-of-years/
Gurman: Face ID on the Mac Coming Within a 'Couple of Years' - MacRumors
https://www.macrumors.com/2021/07/25/face-id-for-mac-couple-of-years/
Apple関連の内部情報を報じるBloombergのマーク・ガーマン氏はニュースレターの中で「数年以内にAppleはMacにFace IDを搭載する」と述べました。また、Appleはコスト削減のため記事作成時点でiPhone SEやProでないiPadにFace IDを搭載していませんが、近いうちにこれら端末においてもFace IDが搭載されるとのこと。
ガーマン氏はMacおよび一部のiPhone・iPadにFace IDが搭載されていない理由はそれぞれ異なると説明しています。上記の通り、比較的安価なモバイル端末は「コストを削減しつつもセキュリティを高める」必要があることから、Face IDではなくTouch IDが利用されています。一方で、Macのラップトップは「深度センサーを埋め込むにはスクリーンが薄すぎる」という問題があるそうです。
しかしガーマン氏は、「Appleは最終的にはFace IDを主要な全てのデバイス画面に埋め込む計画である」と主張。また「画面にカメラを埋め込むことでノッチ(画面上部の切り欠き部分)をつける必要をなくせば、iPhoneをより高価なデバイスとして差別化することができる」と述べました。そしてこれとは別に、Apple関連のアナリストであるミンチー・クオ氏も、2022年にiPhoneがノッチのないデザインに刷新することを推測しています。Samsungはすでにノッチがなくスクリーンにカメラ用の穴が空いた「パンチホール・ディスプレイ・デザイン」を採用していますが、iPhoneも同様のデザインに置き換わるとクオ氏は述べました。両者はiPhoneのデザイン刷新が2021年ではなく早くとも2022年になるとも予測しています。
なお、新型Macについては「より強力な『M2X』チップを搭載した27インチiMacをAppleは開発中」と報じられてきましたが、2021年5月に発売された24インチiMacに集中するため、M2Xチップ搭載端末の開発は一時的にストップしているとMacRumorsは報じています。これに加えて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行や世界的な半導体不足の影響もあり、Face IDをMacに搭載するという計画のタイムラインが影響を受けた可能性もあると、9to5Macは伝えています。
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