動画配信プラットフォームVimeoの人気を受けて持株会社が予想を上回る収益、独立・上場へ弾み

クリエイター向けの動画配信プラットフォームとして「Vimeo」がパンデミックの中で大きく人気を伸ばしたことで、持株会社であるIACの業績がアナリストの予想を上回る好調となったことがわかりました。

Vimeo drives IAC to an earnings beat ahead of planned spinoff - MarketWatch
https://www.marketwatch.com/story/vimeo-drives-iac-to-an-earnings-beat-ahead-of-planned-spinoff-11620331550

報告によると、Vimeoの持株会社であるIACの2021年第1四半期純利益は3億2910万ドル(約360億円)で、売り上げは8億7600万ドル(約956億円)でした。これは、アナリスト予想の8億5200万ドル(約930億円)を上回るものでした。好調の要因は、Vimeoが動画配信サービスとしてYouTubeとは異なり、コンテンツを提供する側に向けたサービス提供を目指したことにあるとみられます。

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すでにVimeoは2021年に独立・上場する方針が決まっています。これは、IACが企業価値を高めるために、グループ会社の独立・上場を推進する方針を採っているためです。

動画配信プラットフォーム「Vimeo」が2021年に事業独立・上場する見込み - GIGAZINE

好調の推進材料であるVimeoを独立させることによるIACへの影響について、グレン・シフマンCFO(最高財務責任者)は、「Vimeoが独立しても、IACにはウェブパブリッシング事業のDotdash、育児・高齢者ケア事業のCare.com、ホームサービスプラットフォームのAngiなど、バランスの取れたポートフォリオがあります」と説明しています。Dotdashは2021年第1四半期に6540万ドル(約72億円)の収益を上げています。