Twitterで攻撃的なリプライをしようとすると内容を再検討するように促される仕組みに
2021年5月5日、Twitterで他人に返信する「リプライ」を行う際、内容に乱暴な言葉づかいや侮辱的な表現、不快にさせる表現が含まれていると検知された場合には、返信が一時停止された上で内容を再検討するよう促す警告文が表示される機能が登場しました。
Tweeting with consideration
https://blog.twitter.com/en_us/topics/product/2021/tweeting-with-consideration.html
攻撃的な内容を含むリプライを作成して送信しようとした場合、以下のように「ツイートする前に再検討しませんか?」という警告文が現れ、そのままツイートするか、編集するか、削除するかをユーザーが選択する必要が生じます。
この機能は2020年5月から試験的に導入されており、導入当初は皮肉や仲のいい間柄での軽口や冗談を区別せず、攻撃的な内容全てに警告文が表示されていたとのことです。しかし、一般ユーザーから多数のフィードバックを受け取って修正した結果、リプライの送信側と受信側が頻繁に会話し合っているかなどを確認して2人の関係性を考慮し、警告文の表示精度を高めたとのこと。
この機能の試験の結果、警告文が表示されたユーザーの11%はそのままツイートを行ったものの、34%はリプライを修正するかリプライを取り消したという結果が得られたとのことです。
この機能はiOS版とAndroid版で、言語設定を「英語」にしているユーザーから順次展開されており、今後他の言語にも展開される予定です。
Twitterは暴言や脅迫、差別的発言並びに「人間性を否定する発言」に対してポリシーを策定したり、「誤解を招く」というラベルが付いたツイートをリツイートする際には警告を表示したりするといった形で、サービス内の健全性を向上させる取り組みを続けてきました。今回の新機能については、「健康的な会話をどのように促進するかを引き続き調査します」とコメントしています。
Twitterで「誤解を招く」とラベルが付いたツイートをリツイートもしくはいいねしようとすると警告が表示されるように - GIGAZINE
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