スエズ運河で新たに2隻のタンカーが座礁
2021年4月6日、エジプトのスエズ運河で2隻のタンカーが座礁したと報じられました。スエズ運河では2021年3月23日にコンテナ船「エバー・ギブン」が座礁し、その後6日間にわたって船舶の往来を遮断する事故が発生したばかりですが、今回座礁した2隻は記事作成時点で通常の運行に戻っているとのことです。
GAC - Grounded tankers refloated & resumed transit (UPDATED)
https://www.gac.com/news--media/hot-port-news/ballast-tankers-grounded/
Two Aframax tankers ran aground in Suez Canal | RUMFORD - FleetMon Maritime News
https://www.fleetmon.com/maritime-news/2021/33257/two-aframax-tankers-ran-aground-suez-canal/
海運に関する情報を掲載するニュースサイト「GAC」が、日本時間の4月6日16時10分頃にスエズ運河を北上するタンカー2隻が座礁したと報じました。GACはタンカーの名称を特定していませんが、船舶の位置をリアルタイムで追跡するサイト「FleetMon」によると、座礁した1隻目はイタリア船籍の石油タンカー「RUMFORD」、2隻目はギリシャ船籍の石油タンカー「MINERVA NIKE」だとのことです。
FleetMonによると、座礁地点はスエズ運河にあるグレートビター湖の南で、エバー・ギブンが座礁した地点から北に20kmほど離れた場所だとのこと。
座礁後、RUMFORDはスエズ運河庁のタグボートによって離礁作業が進められ、およそ3時間後には通常の運行に戻ったとのこと。また、MINERVA NIKEも4時間ほどで離礁に成功し、タグボートによって曳航(えいこう)されているとGACは報告しています。
スエズ運河で発生したエバー・ギブンの座礁事故に関しては、専門家が「最も厄介な方法で立ち往生した」と述べ、およそ6日間にわたって船舶の往来が妨げられたことで知られています。
スエズ運河でのコンテナ船事故の一部始終について専門家が解説 - GIGAZINE
・関連記事
スエズ運河のコンテナ船をどかすには一体なにが必要なのか? - GIGAZINE
スエズ運河で立ち往生しているコンテナ船の状況をリアルタイムで把握可能なサイト「Is that ship still stuck?」が登場 - GIGAZINE
スエズ運河をふさぐコンテナ船のMODがMicrosoft Flight Simulatorに登場 - GIGAZINE
世界的な「コンテナ不足」が発生中、コンテナは一体どこに行ってしまったのか? - GIGAZINE
スエズ運河でのコンテナ船事故の一部始終について専門家が解説 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in Posted by log1p_kr
You can read the machine translated English article here.