アニメ「ゆるキャン△」に登場したカイロをイメージした「ゆるキャン△ハンディカイロ ちくわver.」で実際に温まってみた

山梨県周辺を舞台にアウトドア趣味に興じる女子高生たちのゆるやかな日常を描く人気漫画を原作としたテレビアニメ「ゆるキャン△」の第2期「ゆるキャン△ SEASON2」が2021年1月から放送されています。その第4話「バイトのお金で何を買う？」に登場した給油式カイロをイメージした「ゆるキャン△ハンディカイロ」が登場しているとのことで、実際に使ってみました。

ゆるキャン△ハンディカイロ（野クルver.／ちくわver.／カチカチ山ver.） | slowcurve
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今回使ってみるのは、ゆるキャン△ハンディカイロの「ちくわver.」です。

内容物は使い方をまとめたシート、携帯式カイロの取扱説明書兼保証書、ハンディカイロ本体、巾着、給油用のカップ。

ちくわver.のハンディカイロは緑色で、斉藤恵那の飼い犬であるちくわのイラストがレーザー刻印で描かれています。大きさは実測で、縦6.9cm×横4.8cm×厚さ1.5cm。

裏面にもイラストが刻印されており、両面デザインとなっています。

ハンディカイロの上部は着脱可能になっており、穴の空いたフタを外すと、触媒がセットされた火口が見えます。

ハンディカイロは、触媒と燃料の化学反応で発熱する仕組み。燃料は付属していないので、別途用意する必要があります。使う燃料は「ライター用オイルもしくはカイロ用ベンジン」とのことなので、今回はハクキンカイロ指定燃料の「エビスベンジン」を使うことにします。

火口の金属パーツを外すと、四角い切り込みの奥に燃料を染みこませる綿が詰まっています。

この四角い切り込みに、給油用のカップを装着。カップの中央にある棒を垂直にした状態で、カップの目盛りに合わせてオイルを注ぎます。なお、目盛りは2本あり、発熱の持続時間が下の目盛り分の燃料で6時間、上の目盛り分の燃料で12時間となります、。

オイルを適量注いでから、カップ中央の棒を傾けると、オイルがカップ下に流れて綿に吸い込まれていきました。

火口の金属パーツを取り付けたら、ライターやマッチの火を灰色の触媒に当てます。あくまでも化学反応を起こすための火なので、7～8秒ほど火を当てればOKで、触媒そのものに点火する必要はありません。

そのままフタをかぶせると、みるみるうちにハンディカイロが温かくなってきました。

室温22度・湿度20％の室内で、触媒に火を当ててから30分後にハンディカイロをFLIR ONEで撮影したところが以下。触媒が近い上部は55度近くまで上がっています。実際に手に持ってみると、ずっと握るにはちょっと熱すぎるかも……といった温度。

直接手で持ち続けるとヤケドの恐れがあるので、付属の巾着にしまいます。

付属の巾着に入れると45度前後で、長時間手で握っていても熱くなく、じんわりと手が温められました。

ゆるキャン△ハンディカイロはちくわver.のほか、「カチカチ山ver.」「野クルver.」もありますが、記事作成時点で野クルver.は完売しています。