Twitterが「ドナルド・トランプが大統領に立候補してもアカウントが復活することはない」と明言
ビジネスニュースチャンネルのCNBCで放送されている経済ニュース番組の「Squawk Box」に、TwitterのNed SegalCFOが出演し、「ドナルド・トランプ氏が再び大統領選挙に立候補しても、Twitterアカウントの永久凍結処分が解除されることはないでしょう」と語りました。
Trump wouldn't be allowed back on Twitter if he ran for office again: CFO
https://www.cnbc.com/video/2021/02/10/trump-wouldnt-be-allowed-back-on-twitter-if-he-ran-for-office-again-cfo.html
Twitter confirms Trump's ban is permanent, even if he runs again in 2024
https://mashable.com/article/donald-trump-permanent-twitter-ban/
Twitterは2021年1月に、ドナルド・トランプ氏のアカウントである「@realDonaldTrump」を永久に凍結する措置を執ったことを発表しました。これは2021年1月6日に起きたアメリカの連邦議会議事堂襲撃事件をトランプ氏が扇動したためです。
Twitterがドナルド・トランプ氏のアカウントを永久BAN - GIGAZINE
CNBCのSquawk Boxに出演したSegal氏は、「トランプ氏が再び公職に就いた場合はアカウントへの措置をどうするか?」という問いに対して、「我々のポリシーの仕組みは、一度プラットフォームから削除されると、プラットフォーム上から削除され続けるという単純なものです。削除されたのがコメンテーターであってもCFOであっても、元公務員であっても、現職の公務員であってもそれは変わりません」と回答し、どのような立場の人物であっても一度Twitterから排除された人が再び戻ってくることはあり得ないとしました。
さらに、「我々のポリシーは、人々が暴力を扇動しないように設計されていることを忘れないでください。誰かが暴力を扇動した場合、我々はそれをサービスから除外する必要があり、我々のポリシーは一度除外された人が戻ってくることを許しません」とSegal氏は語り、「暴力を扇動した」としてアカウントを凍結されてしまったトランプ氏がTwitterに戻ってくる可能性はないとしています。
"The way our policies work, when you're removed from the platform, you're removed from the platform whether you're a commentator, you're a CFO or you are a former or current public official," says $TWTR CFO @nedsegal on if President Trump's account could be restored. pic.twitter.com/ZZxascb9Rz
— Squawk Box (@SquawkCNBC) February 10, 2021
Twitterは安全性に関するルールとして「世界の指導者のツイートがTwitterルールに違反していても、そのツイートを保持することに明確な公益的価値がある場合、違反に関する警告を表示し、クリックしなければツイート内容をチェックできないようにする場合があります」というものを2019年6月に発表しています。ただし、これとは別に暴力を扇動するようなツイートがあった場合には、トランプ氏のケースのようにアカウントが凍結されてしまうこととなるわけです。
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