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Twitterが再びトランプ大統領のツイートにラベル付け、今度は攻撃的な内容であることが原因


2020年5月26日、Twitterはアメリカのドナルド・トランプ大統領による郵便投票を批判するツイートに対して「誤解を招く可能性がある」というラベルを付けました。さらに約1カ月後となる2020年6月24日に、Twitterはトランプ大統領のあるツイートに「攻撃的な行為についてのTwitterルールに違反しています」というラベルを付けています。

Twitter flags another Trump tweet for 'abusive behavior'
https://mashable.com/article/twitter-labels-trump-tweet-abusive-behavior/

Twitterがトランプ大統領のツイートに対して初めて「誤解を招く可能性がある」というラベルを付けたのは、2020年5月26日のこと。トランプ大統領はツイートの中で、カリフォルニア州で進められている郵便投票に対して「郵送投票は実質詐欺のようなものであることは明らかだ」と記したことがTwitterのファクトチェックに引っかかり、「誤解を招く可能性がある」というラベルを付けられることとなりました。

Twitterがトランプ大統領のツイートに初めて「誤解を招く可能性がある」とラベル付け - GIGAZINE


トランプ大統領はこのラベル付けに憤慨し、Twitterを含めたソーシャルメディア運営会社が「選択的検閲を行うことで、言論の自由を侵害している」と指摘。そしてソーシャルメディアを標的とする大統領令に署名します。

トランプ大統領が「表現の自由」のためにソーシャルメディアを標的とした大統領令に署名 - GIGAZINE


2020年6月24日、新たにTwitterが「以下のツイートには悪意のある行動、具体的には特定可能なグループに対する危害の脅威に対するポリシーに違反しているとして、公益通知を掲載しています」とツイートし、トランプ大統領のツイートに対して「攻撃的な行為についてのTwitterルールに違反しています」というラベル付けを行いました。


以下のツイートがラベル付けされたもの。ウェブブラウザ上で表示するとツイート内容は表示されず、「このツイートは、攻撃的な行為についてのTwitterルールに違反しています。ただし、Twitterではこのツイートに公共性があると判断したため、引き続き表示できます。」と表示されます。なお、ツイート上の「表示」ボタンを押すとつぶやき内容が表示されます。


ただし、ツイートをウェブページ上に埋め込んだ場合はTwitterによるラベルは表示されません。なお、トランプ大統領によるツイートの内容は「私が大統領である限り、ワシントンD.C.に自治エリアが存在することはあり得ません。もしそのような試みがあるならば、大きな力に直面するだろう!」というもの。このツイートはアメリカで広がる人種差別に反対するデモの中で、デモ隊が自治区の設立を宣言したことなどが背景にあると思われます。


なお、今回のラベル付けに対するトランプ大統領の反応は明らかになっていませんが、海外メディアのMashableは「Facebookのようなトランプ大統領に友好的なプラットフォームが再び関与してくるのではないかと想像しています」と記し、Twitterによるトランプ大統領のツイートに対するファクトチェックを批判したFacebookの関与を予想しています。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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