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TikTok開発元がWeChat運営のTencentを独占禁止法違反だと訴える


ショートビデオ共有アプリ「TikTok」を開発したByteDanceが、メッセージングサービスのWeChatを運営するTencentを「独占禁止法に違反している」として提訴しました。訴えられたTencentは訴訟内容を否定し、徹底的に対抗する構えをみせています。

ByteDance Sues Arch-Rival Tencent Over Alleged Monopolies - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-02-02/bytedance-sues-arch-rival-tencent-over-alleged-monopolies


TikTok owner ByteDance sues Tencent over alleged monopolistic practices, WeChat owner vows to countersue | South China Morning Post
https://www.scmp.com/tech/big-tech/article/3120266/tiktok-owner-bytedance-sues-tencent-over-alleged-monopolistic


ByteDanceは、「TencentがWechatやTencent QQで、TikTokの中国国内版である抖音(Douyin)のリンクへのアクセスをブロックした」と主張し、9000万元(約1億4600万円)の損害賠償を請求しました。

中国版TikTokであるDouyinは中国国内でも高い人気を誇っており、ByteDanceの(PDFファイル)レポートによれば、2020年1月時点でデイリーアクティブユーザー数は4億人に達しているとのこと。

一方でWeChatは10億人以上のユーザーを抱えるメッセンジャーアプリで、キャッシュレス支払いや新型コロナウイルス感染者の管理などさまざまな機能が搭載されているため、Tenecnt QQと共に現代中国社会を生きるためにはインストール必須のアプリとなっています。

by Albert Hsieh

Tencentは2020年後半に、ショートビデオの共有機能をWeChatに新しく追加しました。経済メディアのBloombergによると、WeChatのショートビデオ共有機能はまさにDouyinやTikTokに対抗するものであり、リリースから半年足らずで1日2億人以上のアクティブユーザーを獲得したとのこと。ただし、ByteDanceが主張している「Douyinの動画へのアクセスブロック」が実装されているかどうかは不明です。

ByteDance側は「市場競争は消費者にとってより良いものであり、イノベーションを促進すると信じています」「私たちは、私たちの権利とユーザーの権利を保護するために訴訟を起こしました」と述べています。

一方、Tencent側は「公正な競争とオープンコラボレーションの原則に基づき、ユーザーとサードパーティー製品にサービスを提供しています」「ByteDanceによる訴訟に関する書類は受け取っていません」と述べた上で、ByteDanceの告発は悪質な虚偽であるとコメントしました。さらに、Tencentは「ByteDanceがTencentのエコシステムに損害を与え、ユーザーの権利を侵害しました」と主張し、ByteDanceに真っ向から対抗することを宣言しています。

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in モバイル,   ネットサービス, Posted by log1i_yk

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