「定期的に午後の昼寝をすると認知能力が向上する」という研究結果

一部の研究者は「昼寝は体にいい」と主張しており、実際に昼寝によって「血圧が下がり心臓病のリスクが減る」「脳卒中などのリスクが低減する」と論じる研究も報告されています。これに続き新たに、中国の上海交通大学医学部の研究チームが「昼寝をすると高齢者の認知能力が高くなる」という研究論文を発表しました。
Relationship between afternoon napping and cognitive function in the ageing Chinese population | General Psychiatry
https://gpsych.bmj.com/content/34/1/e100361
Study of More Than 2,000 People Links Afternoon Naps to Better Mental Agility
https://www.sciencealert.com/afternoon-naps-may-boost-your-brain-s-mental-agility-study-suggests
研究チームは、中国の60歳以上の被験者2214人を対象に、問題解決能力から集中力の持続までさまざまな認知能力をテストで測定し、昼寝をしている人としていない人でその結果を比較しました。
2214人のうち、1534人は午後に昼寝をすることが多いと答えたのに対して、680人は昼寝をする習慣はないと答えました。そして、分析の結果、「午後の時間帯に定期的に5分以上2時間未満の昼寝をしている」と答えた人の認知能力のパフォーマンススコアが有意に高いことが判明しました。
研究チームは「これまでの研究では、午後に昼寝をすると高齢者の認知機能が向上することを示すものもあれば、反対の結果を示すものもありました。今回の実験結果は前者を支持しており、高齢者は昼寝をするほど認知機能が高まることが示唆されています」と論じました。

さらに、研究チームは被験者の血液中に見られるトリグリセリド、すなわち中性脂肪量を計測しました。すると、定期的に昼寝をする人は、そうでない人よりもトリグリセリドの値が高かったことが判明。昼寝は健康的な生活習慣と見なされることは多いですが、実際はメタボリックシンドロームとの関連がみられる可能性があることを研究チームは指摘しています。
同時に、研究チームは「日常的に座りがちな生活を送っている人は、そうでない人よりも昼寝をする習慣を得る可能性が高い」と報告しています。
ただし、昼寝と血中の中性脂肪量の関係にどういうメカニズムがあるかは解明されておらず、研究チームは将来の研究課題であるとしています。
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in サイエンス, Posted by log1i_yk
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