Googleマップに新型コロナワクチンの接種場所を表示する機能が追加される予定
新型コロナウイルスのワクチンが急ピッチで開発されており、2020年初頭から続く世界規模の流行が収束を迎える希望が見えています。Googleが、そんな新型コロナウイルスのワクチンを接種できる場所を検索できるようにする機能をGoogle検索やGoogleマップに搭載する予定だと発表しました。
How we’re helping get vaccines to more people
https://blog.google/technology/health/vaccines-how-were-helping
Google Maps will soon show COVID vaccine locations | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2021/01/google-maps-will-soon-show-covid-vaccine-locations/
Google Maps is adding COVID19 vaccine sites
https://thenextweb.com/corona/2021/01/25/google-maps-is-adding-covid19-vaccine-sites/
Googleのサンダー・ピチャイCEOによれば、Googleで「近くのワクチン」というクエリでの検索数が2021年初から5倍に増えているとのこと。そこでピチャイCEOは、ワクチン接種が可能な場所や時期を検索できるように、新型コロナウイルスワクチンに関する情報パネルをGoogle検索の結果やGoogleマップ上に表示させることを発表しました。
この情報パネルには、VaccineFinder.orgや政府機関、薬局などの情報を基に、「ワクチン接種の予約あるいは紹介が可能か」「接種対象が限定されているかどうか」「ドライブスルーがあるか」などの情報がまとめられる予定です。
新型コロナウイルスワクチンに関する情報を検索結果で表示するシステムは、まずアメリカのアリゾナ州・ルイジアナ州・ミシシッピ州・テキサス州で利用可能となり、順次、40カ国以上・数十種類の言語に対応していく予定。
また、ピチャイCEOは建物、駐車場、オープンスペースなど、アメリカ国内にある一部のGoogleが所有する施設をワクチン接種のために利用できるようにすると発表しました。
さらに、ピチャイCEOによれば、まず新型コロナウイルスのワクチン関連の情報を隅々まで届けるため、Googleは疾病予防管理センター(CDC)を支援するCDC財団や世界保健機関(WHO)、世界中の非営利団体を対象に1億ドル(約104億円)の広告助成金を用意するとのこと。また、Googleは公衆衛生機関と協力してワクチン感染の情報の拡散に5000万ドル(約52億円)を投資するそうです。
ピチャイCEOは「(新型コロナウイルスの)パンデミックは世界中のコミュニティに壊滅的な打撃を与えました。まだわからないことは多々ありますが、このような短期間で複数の安全なワクチンが開発されたことは、私たちに希望の理由を与えてくれます。今、この科学的成果の勝利から全ての人が確実に、そして速やかに恩恵を受けるための作業が始まっています」と述べました。
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