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1000万本超の販売本数をサイバーパンク2077のダウンロード版が2020年12月だけで記録、史上最高のスタートとも


2020年12月10日にリリースされた「サイバーパンク2077」は、あまりのバグの多さから家庭用ゲーム機版の購入者に対して返金対応を行うことになったり、開発元のCD Projekt RED集団訴訟を起こされたりと、ネガティブな情報の多い作品です。そんなサイバーパンク2077ですが、発売初月となる2020年12月だけで1020万本の売上を達成したことがSuperDataの調査により明らかになっています。

December 2020 worldwide digital games market — SuperData, a Nielsen Company
https://www.superdataresearch.com/blog/worldwide-digital-games-market

SuperDataが報告した2020年12月のダウンロード販売ゲーム売上ランキングはこんな感じ。サイバーパンク2077はPCゲームのカテゴリでトップにランクインし、家庭用ゲーム機(CONSOLE)のカテゴリでも3位に位置しています。


SuperDataによると、サイバーパンク2077はダウンロード版の販売本数が発売初月となる2020年12月だけで約1020万本を記録したため、「ダウンロード版ゲームの発売初月の販売本数としては史上最高」になるとのこと。2020年12月のPCゲーム市場全体の売上は、サイバーパンク2077の売上の影響で前年同時期と比べて40%上昇しました。


また、売上の8割はPC版によるもので、家庭用ゲーム機版の全体的なパフォーマンスの低さや、PlayStation Storeでのダウンロード販売が停止されたことが家庭用ゲーム機版の売上の低さに影響しているとSuperDataは指摘しています。

なお、今回の1020万本という売上本数は、家庭用ゲーム機版を購入したユーザーに対して行っている返金対応によって返品された本数を考慮に入れていませんが、SuperDataは「我々の調査によると、返金対応は今作の総売上に大きな影響を与えていません」と述べています。

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ゲーム関連メディアのGamePostは、「サイバーパンク2077のPlayStation 5版とXbox Series X版の登場は早くとも2021年後半以降になり、マルチプレイモードは2022年以降にリリースされます。CD Projekt REDはそれらのリリースまでユーザーの興味を引きつけておく必要があります」と語り、サイバーパンク2077のリリースが時期尚早であったことを指摘しています。

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in ゲーム, Posted by log1o_hf

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