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Facebookが政治広告を禁止すると何が起こったのか?


2016年のアメリカ大統領選ではフェイクニュースが混乱を生み出したことから、2020年の大統領選の際にはFacebookやGoogle、Twitterといったプラットフォームがポリシーの変更を行うなどしてさまざまな措置をとりました。Facebookは大統領選の1週間前から政治広告を禁止し大統領選後に段階的に解除しましたが、この禁止と解除により、ニュースフィードにどのような変化が生まれたのかが報告されています。

In Georgia, Facebook’s Changes Brought Back a Partisan News Feed – The Markup
https://themarkup.org/citizen-browser/2021/01/05/in-georgia-facebooks-changes-brought-back-a-partisan-news-feed


Georgia runoff ads made Facebook News Feeds more partisan and less informative - The Verge
https://www.theverge.com/2021/1/5/22215067/facebook-ads-georgia-runoff-political-ad-ban-zuckerberg

Facebookは2020年11月3日、アメリカ大統領選のため政治広告をブロックする措置を取り、その後12月16日に部分的に禁止を解除していき、2021年1月5日に激戦州だったジョージア州での広告禁止を解除しました。Facebookが取った政治広告禁止措置の効果を測るべく、非営利のニュースメディアであるThe Markupは58人のFacebookユーザーの協力のもと調査を実施。決選投票までの数週間でニュースフィードに関するデータがどのように変化したのかを記録しました。

分析のもととなったデータには以下からアクセスできます。

GitHub - the-markup/citizen-browser-georgia: Data from our story "In Georgia, Facebook’s Changes Brought Back a Partisan News Feed" from The Markup's Citizen Browser project.
https://github.com/the-markup/citizen-browser-georgia


調査の結果、政治広告が禁止されていたときのニュースフィードはアトランタ・ジャーナル=コンスティテューションCNNウォール・ストリート・ジャーナルといったメディアのものがほとんどでしたが、いったん禁止が解除された後はラファエル・ワーノック議員のキャンペーンやVoteGOPといった政治グループの、有料で掲載された広告コンテンツであふれたことがわかりました。

さらにThe MarkupはFacebookが虚偽の主張を促進するための有料コンテンツを公開していたことも発見。たとえばデイビッド・パデュー議員がライバルのジョン・オソフ議員について「中国に買収されており国家の安全に脅威をもたらす」と主張する広告を、Facebookは2万5000ドル(約260万円)で掲載していたとのこと。この主張はすでにファクトチェッカーによって虚偽と判断されているものです。

これに対しFacebookは、ネットワークにおいて支払いが行われた政治コンテンツは比較的小さな部分を占めていることを強調。「すでに何百万人が投票した後の選挙では、このような小さなサンプルサイズでも『選挙日が近づくにつれ、より多くの人が政治的コンテンツを目にする』という政治的な事実が強調されます。これはオンラインでも、メールでも、テレビ番組でも同じです」とFacebookはコメントしています。


なお、1月5日に解禁されたジョージア州の政治広告ですが、6日からジョージア州上院選のため再び禁止になるとFacebookが発表しました。

An Update on the Georgia Runoff Elections for Advertisers
https://www.facebook.com/gpa/blog/resuming-ads-in-georgia


Facebook to restart political ad ban after Georgia Senate runoffs - POLITICO
https://www.politico.com/news/2021/01/05/facebook-georgia-political-ad-ban-455205

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in ネットサービス, Posted by logq_fa

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