TwitterがポッドキャストアプリのBreakerを買収
![](https://i.gzn.jp/img/2021/01/05/twitter-acquired-breaker/00_m.png)
Twitterがポッドキャストアプリの「Breaker」を買収したことが明らかになりました。Breakerはポッドキャスト機能とソーシャルメディアの機能を融合させたiOS・Android向けアプリであり、今回の買収はTwitterが音声メッセージに注目していることを示唆しています。
The Breaker team is joining Twitter! | by Erik Berlin | Jan, 2021 | Breaker
https://blog.breaker.audio/the-breaker-team-is-joining-twitter-f8c1721d66c6
The Breaker team is joining Twitter! We’re excited to be building the future of public conversations. Breaker will be shutting down on Jan 15, more info: https://t.co/l3n1ge4p87
— Breaker (@Breaker) January 4, 2021
Breaker - the podcast app with a social element - is now a part of Twitter | Pocketnow
https://pocketnow.com/breaker-the-podcast-app-with-a-social-element-is-now-a-part-of-twitter
Breakerのエリック・ベルリンCEOが公式ブログを更新し、同社がTwitterに買収されたことを発表しました。ベルリンCEOは「私とリア(Breakerの共同設立者)は長い間Twitterを熱心に使用してきましたが、これからはTwitterの新しい体験を生み出す側に回れることを楽しみにしています」と記しています。
Breakerは過去4年間にわたり、iOSおよびAndroid向けに最高品質のポッドキャストアプリを開発・提供してきました。Breakerのポッドキャストアプリはポッドキャストを聞くだけでなく、他のユーザーをフォローしたり、ポッドキャストにコメントを残したり評価したりすることができるという、ポッドキャストアプリとソーシャル機能が融合したアプリ。オリジナルのプレイリストを作成してSNS上で共有する機能や、アカウントなしで使用できるゲストモードも存在しました。
ベルリンCEOは「Breakerを始めた際、ポッドキャストアプリはフィードリーダーやToDoリストのような生産性アプリに分類されていました。しかし、Breakerではエピソードにいいねをつけたりコメントを投稿したりする機能を加えることで、ソーシャルコミュニティの要素を追加していきました。これにより、従来のポッドキャストの範囲を超えて、ユーザーがコミュニケーションを構築できるサービスへと進歩していきました」と語っています。
Twitterのエンジニアリングチームを率いるミカエル・モンターノ氏によると、Breakerで働いてきたベルリンCEOおよび共同設立者のリア・カルバー氏、そしてデザイナーのエマ・ランディン氏の3人が今回の買収によりTwitterで働くこととなる模様。
????????????Excited to share some news. The @Breaker team, @sferik, @leahculver and @emma_lundin, is joining Twitter. ????
— Michael Montano (@michaelmontano) January 4, 2021
加えて、モンターノ氏によるとこの3人は「Twitterでの公開されている会話の健全性を向上させるための業務に従事する」とのことです。
Breaker is a community-focused podcast app, and Erik, Leah and Emma will share their experiences in the space to improve the health of public conversation on our service ????
— Michael Montano (@michaelmontano) January 4, 2021
Twitterは2020年6月に音声ツイート機能を発表し、12月にはリアルタイム音声チャットルーム機能の「Spaces」をテスト中であることが明らかになっています。ポッドキャストアプリを開発してきたBreakerの面々がどの分野で活躍することとなるのかは不明ですが、ニュースメディアのPocketnowは「Twitterはまだポッドキャストの世界で大きな動きを見せていませんが、Breakerの買収により、音声メッセージの分野でより力をつけようとしていることは明らかです。Twitterは近年、プラットフォームの限界を押し上げるために別の媒体として音声を用いることに興味を示しており、ユーザーにテキスト以外で自分自身を表現するための方法を提供しようとしています」と記しています。
Twitterがリアルタイム音声チャットルーム「Spaces」をテスト中 - GIGAZINE
![](https://i.gzn.jp/img/2020/12/18/twitter-spaces-live-audio-chatrooms/00_m.png)
Twitterによる買収により、Breakerは2021年1月15日(金)にサービス終了となります。ベルリンCEOはサービス終了により「我々(BreakerからTwitterで働くこととなった3人)が素早く新しい仕事に従事できるようになります」と説明し、Breakerユーザーには別のポッドキャストアプリへの移行を推奨しました。
なお、Breakerの買収額は明らかになっていません。
・関連記事
Twitterが認証バッジの付与プロセスをついに再開、その時期とは? - GIGAZINE
Twitterが会話のツリー表示機能を「読みづらくわかりにくい」という理由で見送り - GIGAZINE
Twitterで「誤解を招く」とラベルが付いたツイートをリツイートもしくはいいねしようとすると警告が表示されるように - GIGAZINE
Twitterが投稿から24時間で自動消滅するつぶやき機能「フリート」をテスト中 - GIGAZINE
Twitterが著名なハッカー「マッジ」氏をセキュリティ責任者に抜てき、一体どういう人物なのか? - GIGAZINE
Twitterがテキストに蛍光ペンを引けるハイライト共有アプリを買収、ハイライトシェア機能が追加される可能性 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in モバイル, ソフトウェア, ネットサービス, Posted by logu_ii
You can read the machine translated English article Twitter Acquires Breaker Podcast App….