転生を重ねた双子の美少女が互いの魂をかけて激しい戦いを繰り広げる対戦カードゲーム「Geminoa」を遊んでみた

天使と悪魔の血を引く双子が転生を繰り返し、互いの魂と人間界の運命を賭けて戦うカードゲーム「Geminoa」が、2020年12月3日にDomina Gamesからリリースされます。たくさんの美少女が描かれたカードを使い、「廃棄」と「昇華」を駆使して戦う2人対戦型のカードゲームとのことで、一体どんなゲームなのか気になったので実際に遊んでゲーム性を確かめてみました。

Geminoa | Domina Games
https://www.dominagames.com/geminoa

Geminoaのパッケージはこんな感じ。白い髪の毛の少女「シェリオーネ」と黒い髪の毛の少女「フィルヴィア」が描かれています。

Geminoaは1人か2人でプレイ可能。対象年齢は12歳以上で、プレイ時間は10～20分を想定しています。

パッケージの中身はこんな感じ。デッキ、パラメーターボード、ライフストーン、ダイスのセットがシェリオーネとフィルビアの2人分入っていました。

デッキは「斬撃」や「紅蓮咲き」など度重なる転生の中で双子が取得した技が収録されています。なお、シェリオーネとフィルビアのデッキは、描かれているイラストは異なりますが、カードの名称・効果・枚数はまったく同じ。白い枠のカードがシェリオーネのカードで、黒い枠のカードがフィルビアのカードと、簡単に区別できます。

デッキの裏面はこんな感じ。シェリオーネとフィルビアそれぞれのイラストが描かれています。

パラメーターボードの左側にはシェリオーネやフィルビアのイラストの上にシールド値とマナ数を表す枠が配置され、右側にはライフポイントを表す枠が配置されています。

付属のダイスはこんな感じ。0～9の数字が刻まれた10面ダイスです。Geminoaではダイスは振って使用するのではなく、シールド値や所持マナ数を表示するために使用されます。なお、青いダイスはシールド値を、緑色のダイスは所持マナ数を表します。

シールド値の初期値である2、所持マナ数の初期値である0に青、緑の各ダイスの目を合わせます。さらにライフストーンを初期体力である20の位置にセットしたらGeminoaをプレイする準備は完了。

先攻は3枚、後攻が5枚のカードをそれぞれのデッキから手札に引いてゲームを開始します。

Geminoaでは1ターンに「シールド回復フェイズ」「行動フェイズ」「廃棄フェイズ」「調整フェイズ」の4つのフェイズを順にこなしながらプレイを進めていきます。

最初の手札はこんな感じ。最初の「行動フェイズ」では、手札にあるカードを何枚でも使用することができます。なお、カード左側に数字が書かれたカードはマナを消費して使用するカードですが、ゲーム開始直後はマナを所持していないので使用することができません。

そこでマナを消費しなくても使える「綻びる密月」を使用して……

「綻びる密月」の効果でマナを1獲得しました。現在の所持マナ数が分かるように緑色のダイスの1の面を上に向けます。

他にできることがなくなったので行動フェイズは終了。次の「廃棄フェイズ」では手札か場に出したカードの中から好きなカードを2枚まで選んで「廃棄」することができます。今回は物理攻撃に特化したいのでマナの補充は不要と考え「綻びる蜜月」を「廃棄」しました。

次は「調整フェイズ」です。まずは場にあるカードと手札にあるカードを全て捨て札にし……

デッキから手札として5枚のカードを引き、ターンを終了します。

次のターンでは魔法攻撃カード「閃花」を使用しました。攻撃には物理攻撃と魔法攻撃の2種があり、物理攻撃は相手のシールドを削らないと本体にダメージを与えられませんが、魔法攻撃カードはシールドをすり抜けて直接相手にダメージを与えることができます。

魔法攻撃が突き刺さったことでフィルヴィアは1ダメージを受け、残りライフは19。

物理攻撃に特化するために必要マナ数の多い魔法攻撃カードもどんどん「廃棄」。「廃棄」すればするほどデッキの中身が欲しいカードだけに最適化されていきます。

ターンが進み、「廃棄」エリアにカードが7枚たまりました。カードを7枚廃棄するごとに手札や場に出ているカードの中から好きなカードを1枚「昇華」できるようになります。

今回は強力な物理ダメージを与える「葬送斬」を「昇華」しました。「昇華」したカードは毎ターン繰り返し使えるため、物理ダメージを与え続けることが可能に。このまま物理攻撃に特化してフィルビアの撃破を目指します。

しかし同じく「廃棄」を繰り返してデッキを物理攻撃特化に最適化していたフィルビアから合計10ダメージの物理攻撃カードを同時に発動されてしまいました。

これには耐えきれず、残りライフがなくなりシェリオーネの敗北となりました。

Geminoaで使うデッキには互いにまったく同じカードが収録されているのですが、デッキに魔法攻撃カードばかり残したり、物理攻撃カードとサポートカードをバランス良く残したりと「廃棄」するカードによってまったく異なるデッキが完成するのが面白いところ。

また、「廃棄」を繰り返し自分の手札・山札共に0枚になると相手のシールドをすり抜けて直接4ダメージを与える強力な「デッキレスビート」が使えます。デッキがなくなっても強力な攻撃を浴びせることができるためデッキの枚数が減ることを恐れず、いかに「廃棄」していくかが重要というわけ。

Geminoaには1人プレイモードも用意されているのでプレイしてみました。1人プレイモードではプレイヤーはフィルヴィアとしてプレイし、専用デッキを用いるシェリオーネを倒すことを目的とします。

しかしシェリオーネの1人プレイ専用デッキが非常に厄介で、今回のプレイでは「毎ターンシールドを＋5し、3ダメージの魔法攻撃を与える」という凶悪なコンボを決められてしまいました。

こちらも「精霊斬」を「昇華」してシェリオーネに毎ターン3ダメージを与えてライフポイントを削ろうとしましたが、シェリオーネの強力なシールドを破ることができず大差で敗北する結果となりました。

Geminoaでは、すでに構築済みのデッキを使用するため、対戦カードゲーム初心者にありがちな「デッキ構築が難しくて始める前に飽きてしまった」といった状況に陥ることなくスムーズにゲームを始められます。ルールには複雑な部分もありますが説明書をよく読んで一度通してプレイすれば理解でき、慣れると1プレイ15分ほどでサックリとプレイできます。同じデッキを用いても「廃棄」・「昇華」するカードによって何通りもの戦い方ができるので、手軽に始められる対戦カードゲームを探している人にも、じっくりと考えながらプレイしたい人にもオススメです。

なお、Geminoaは2020年12月3日にリリース予定で、記事作成時点ではAmazon.co.jpにて2970円で予約可能です。

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