レビュー

王女を守る騎士を率いて戦う「戦略」がモノを言う対戦型カードゲーム「Stella Monolith」プレイレビュー


Domina Gamesから、対戦型カードゲーム「Stella Monolith」が2022年11月3日(木)に登場しました。「Bread Rondo」シリーズや「Lemures」をデザインしたポーン氏がデザインを務めており、大いなる遺産を求める王女が忠実な騎士を率いて戦うゲームになっているとのことで、実際に遊んでみました。

Stella Monolith | Domina Games
https://www.dominagames.com/stellamonolith

Stella Monolithのパッケージはこんな感じ。


プレイ人数は1~2人、プレイ時間は20分~40分、対象年齢は12歳以上を想定。


内容物は説明書とサマリーシート2枚、ゲームボード2枚。


ゲームに使うカードは5種類。左から王女カード、騎士カードとスペルカード(黒)、騎士カードとスペルカード(白)、ソロ用敵王女カード、ソロ用敵騎士カード。


緑色のボルテージマーカーと水色のライフマーカーが2個ずつ、青色のストックAPトークンが6個、APトークンが18個、赤いドライブAPトークンが2個。


今回は2人対戦をプレイしてみました。まず2人にゲームボードを配り、7枚ある王女カードから3枚ずつを各プレイヤーに配布します。


各プレイヤーは3枚の王女カードのうちから1枚を選び、自分のキャラクターにします。使わなかったカードはゲームから取り除きます。


次にジャンケンやコイントスなどで先攻・後攻を決めます。先攻は黒い騎士カードとスペルカードを、後攻は白い騎士カードとスペルカードを受け取り、シャッフルします。このカードが各自のデッキになります。


ゲームボード上部にライフゲージがあり、15のマスにライフマーカーを置きます。次に、ゲームボード下部のボルテージゲージにボルテージマーカーを置きます。ボルテージマーカーは、先攻であれば最初の「4」に、後攻であれば2番目の「4」に置きます。


各プレイヤーに赤いドライブAPトークンを配ります。さらに緑のAPトークンを9個、青いストックAPトークン3個を各プレイヤーの脇に置きます。


次に各自のデッキから5枚を引いて手札にします。もし要らない手札があれば、最初だけ引き直すことが可能です。


そして、以下のようにデッキと王女カード、ゲームボードを配置します。重要なのは、ゲームボードの横に横4枚×縦2列の計8枚のカードを置けるスペースを確保するということ。前列は騎士カードの、後列は王女カードのスペースとなります。これでゲームの準備は完了。


ゲームはターンを交代しながら進めます。ターンは「開始フェイズ」「メインフェイズ」「終了フェイズ」の順番で進めます。

開始フェイズでは、「手札を1枚引く」「APトークンの獲得」「ドライブAPトークンの獲得」を行います。APトークンは、ボルテージマーカーのある数字の分だけを脇から獲得します。以下の場合、ボルテージマーカーが「4」の位置にあるので、4つのAPトークンをゲット。


APトークンはカードのプレイ用のコストとして支払うのですが、赤いドライブAPトークンを使ってしまった場合はこの開始フェイズで赤いドライブAPトークンを再獲得しなければなりません。この場合、獲得した緑のAPトークン2つを支払う必要があります。


メインフェイズでは、「騎士の召喚」「騎士の付与」「スペルの使用」「攻撃」「起動効果の使用」「徴発」を、好きな順番で好きなだけ行えます。騎士の召喚は、手札から騎士のカードを場に出すことができます。ただし、騎士カードの左上に書かれている「パワー」の数字分だけのAPトークンを支払う必要があります。


騎士は縦向きで配置するほか、横向きで配置することもできます。


騎士を横向きで召喚した場合は攻撃ができなくなりますが、ボルテージゲージを1つ上げることができます。


例えば以下の場合、パワーが2の騎士カードを2枚横向きで召喚。消費するAPトークンは4つです。


その結果、ボルテージゲージを一気に2つ上げることができました。これで、次のターンで獲得できるAPトークンが増えるので、できることがさらに増えるというわけです。


そして、縦向きのカードを横向きにすることで「攻撃」ができます。


攻撃するのは、その騎士が置いてある場所の正面になります。対象のマスに相手の騎士カードがあれば騎士に攻撃を、騎士カードがなければ相手プレイヤーに騎士のパワー分のダメージが与えられます。以下では、パワーが8の騎士の正面に、パワーが5の騎士がいます。攻撃すると、お互いにパワー分だけダメージを受けてしまいます。パワー8の騎士は5のダメージを受けて残りパワーは3になりますが、パワー5の騎士は8のダメージを受けてパワーが0になり、やられてしまいます。やられた騎士は戦いの場から離れ、捨て札となります。なお、戦闘によって消耗したパワーはターン終了時に復活します。


以下の場合、パワーが1の騎士の正面に騎士がいませんでした。


そのため、相手のライフゲージが1減ります。最終的にライフゲージが0になったプレイヤーが敗北となります。


各騎士には「起動効果」という特殊能力が設定されています。「騎士の付与」は、場に置かれている騎士カードの下に他の騎士カードを差し込むことで、場にある騎士カードに起動効果を付与するというもの。例えば以下のパワー6の騎士カードには、2枚の騎士カードが付与されています。


起動効果は書かれているコストを支払うことで発動できます。パワー6の騎士カードに付与した「ターン終了時まで、この騎士が騎士に与えるダメージ+2」という効果をコスト2で発動。正面にはパワー7のカードが控えていましたが、パワーが6+2=8になったことで、相手の騎士を一撃で倒すことができました。


また、起動効果ではなく「常在効果」を持つ騎士もいます。例えば以下は、パワー9の騎士がパワー6の騎士を攻撃して撃破したところ。


パワー6の騎士は、「この騎士が破壊されたとき、ストックAPを1支払ってよい。そうしたらボルテージを1マス進めるかカードを2枚引く」という常在効果を持っていました。この常在効果は条件を満たすと発動する効果で、コストの支払いは不要です。


この常在効果でボルテージゲージを1あげることができました。


そして、最初に配られた王女カードにも起動効果が設定されているというのが重要なポイント。さらに、王女カードと同じ列にある騎士に自動で効果を付与する「祝福」も設定されています。例えば、「霞の国のユキノ」は「騎士1体を選んでターン終了時までパワー+2」という起動効果を持ち、さらに「正面ではなく斜め前の騎士がいるマスを攻撃してよい」という祝福を持っています。同じ列にいるパワー4の騎士に起動効果を発動させ、さらに祝福の効果で斜め前にいるパワー5の騎士に攻撃。パワーは4+2=6になるので、相手の騎士を見事撃破できました。


「スペルの使用」は、右上に書かれたコスト分のAPトークンを支払うことで効果を発動するスペルカードを使用します。例えば、「地の秘術」はコスト2のスペルカードで、「表向きの騎士1体を選んで裏向きにし、パワー3能力を持たない騎士として扱う」という効果。


そこで、一番左にいたパワー1の騎士を裏返し、パワー3の騎士にすることができました。


メインフェイズでやりたいことが終わったら「終了フェイズ」に移行します。終了フェイズでは、緑のAPトークンをすべて脇に戻します。ただし、緑のAPトークンを1つだけ青色のストックAPトークンに変換できます。緑のAPトークンは次のターンに持ち越せませんが、青色のストックAPトークンは持ち越せるので、非常に重要。ただし、各自のストックAPトークンの数は最大3個になっています。


そして、終了フェイズ中に自分の王女カードあるいは騎士カード1体を選んで隣のマスに移動させることができます。状況に応じて自分の騎士をサポートするために王女を動かすことが戦略の要となります。また、手札が7枚を超えていたら、終了フェイズで7枚になるまで手札を捨てる必要があります。


そんな感じでゲームを進めていきますが、終盤になるとやはり強力なパワーを持つ騎士が登場します。パワー9という騎士が登場して、騎士カードを置いて攻撃から身を防ぐも、どんどんと騎士が倒れていき、最終的に先攻はパワー9の騎士を防ぐことができなくなりました。


パワー9の騎士によるダメージを受けて、先攻はライフがゼロになりました。


ゲームにかかった時間はだいたい40分くらいですが、ルールに慣れてくるとスピードが上がり、だいたい20分くらいでプレイできるようになりました。ただ強いカードを出すだけではなく、カードを置く位置を考えて、王女カードや騎士カードの効果をうまくつなげることで、不利な状況を一気にひっくり返すことができるのがゲームの肝となっています。コストの低い騎士でも固有能力次第で戦いの流れを大きく左右することもあり、高いコストを払って強い騎士を配置するのか、コストの低い騎士を並べてチクチクと相手のライフを削るのかという戦略性の幅が広く、読み合いが非常に楽しいゲームとなっています。また、ゲーム自体はシンプルですがサクサク進み、リプレイ性も高いので、決着がついても「次いってみよう!」と続けられるのはうれしいポイントです。

Stella MonolithはAmazon.co.jpで、記事作成時点だと税込3956円で購入可能です。

Amazon | Domina Games StellaMonolith (1-2人用 20-40分 12才以上向け) ボードゲーム | ボードゲーム | おもちゃ

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in レビュー,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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