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レビュー

7本の剣で美少女と戦う1人プレイ可能な本格対戦カードゲーム「Blade Rondo」レビュー


剣と魔法のゴシックファンタジーの世界で戦う対戦カードゲームが「Blade Rondo」です。パッケージやカードに描かれた美少女の魅力的なイラストもさることながら、本来2人いないと遊べないはずの対戦カードゲームが1人でも楽しめるというゲームシステムが特徴です。1人で遊ぶ対戦カードゲームとはいったいどんなものなのか、実際に遊んでみました。

Blade Rondo | Domina Games
https://www.dominagames.com/bladerondo


「Blade Rondo」のパッケージはこんな感じで、かわいらしい女の子が描かれたデザインとなっています。


ゲームのプレイ人数は1~2人、プレイ時間は10~20分と設定されています。


内容物は説明書・パラメータボード・カード・パラメータダイス・ライフストーン


パラメータダイスは赤・緑・青の10面ダイス(サイコロ)です。


ダイスは降るのではなく、パラメータボードに置いて「攻撃力」「ボルテージ」「防御力」を表示するためのカウンターとして用います。ライフストーンはパラメータボード上でプレイヤーのライフを表示するために使用します。


カードは全部で3種類。カラフルで美麗なイラストが描かれています。


「Blade Rondo」は7枚の手札を構築して戦う対戦カードゲームです。7本の剣を使いこなして相手のライフを0にすれば勝ち。対戦に使う「剣カード」は物理攻撃(赤)・魔法攻撃(青)・レスポンス(紫)・補助(緑)の4種類。どれもカードの効果と共にかわいらしい女の子のイラストが描かれています。


まずは2人で対戦してみます。二人分のパラメータボードを用意し、呼吸法カードの「加熱法」「加護法」を1枚ずつ配布します。


40枚ある剣カードをシャッフルし、各プレイヤーに15枚ずつ配ります。プレイヤーは配られた15枚から7枚を手札として選択し、残りはゲームから排除します。この7枚の手札が「7本の剣」となるわけです。


先攻・後攻を決めて、後攻は「鼓動法」という呼吸法カードを受け取ります。これはゲームの準備は完了。


プレイヤーはターンの最初にボルテージを1増やします。


カードの右上には「コスト」が書かれています。コストの合計値が自分のボルテージを超えないように手札を選んで……


場に出して相手を攻撃します。


ターンが終了したらカードは手元に戻します。


ただし「L」と書かれたカードは、一度使うと手札には戻せず、捨て札として処理しなければなりません。


紫色の布石カードは場に裏向けて出しておき、タイミングにあわせて表に返して効果を発動するトラップカードです。以下の画像の「月光のルチル」は、発動させるとそのターンだけ防御力が3増加する布石カードです。


また、自分や相手に効果を付与するカードもあります。例えば、以下の場面は、イカガール側が「お気の毒の刃」という物理攻撃のカードでイカボーイを攻撃したところ。イカガールの攻撃力4に対して、イカボーイの防御力は3なので、4-3=1のダメージがイカボーイに通ります。


ただし「お気の毒の刃」には「毒」の追加効果があります。毒を食らってしまったイカボーイは、「お気の毒の刃」を自分のパラメータボードの横に置き、毒の効果付与を示します。イカボーイは毎ターン1ずつライフポイントが減っていくという苦しい状況。


ジリジリとライフを削られたイカボーイに対して、イカガールは魔法攻撃2連撃を浴びせます。魔法攻撃は防御力に関係なくライフポイントを削るため、イカボーイは一気にライフポイントが0になって負けてしまいました。


「Blade Rondo」では、相手の手札や行動を読んだ上で手持ちのカードで作戦を立てることが求められます。2人がそれぞれ自分で構築したデッキを使う普通の対戦カードゲームと異なり、「Blade Rondo」は1つの山札からランダムに引いた15枚から手札を構成します。わずかな運要素にどれだけ最善を尽くせるかという戦略的要素が加わるのが「Blade Rondo」の魅力といえます。

1人7枚までしか剣カードを使わず、ライフポイントもわずか15なので、1回の対戦にかかる時間はおよそ15~20分ほど。決着がついても「もう一回対戦しよう」とさくさく対戦を進めることができ、対戦カードゲームの面白さをライトに楽しむことができます。

今度は一人プレイを遊んでみます。まずは二枚のパラメータボードを用意して、剣カードを15枚引いた後、手札を7枚選びます。


さらに剣カードを15枚引いて脇に置いておきます。


そして「イデアカード」をシャッフルし、1枚だけ引きます。


1人プレイでは、イデアカードに書かれた「イデアの少女」が対戦相手になります。2枚あるパラメータボードのうち1枚をイデアパラメータ表示に使います。ただし、イデアの少女はコストを消費せずに攻撃できるため、ボルテージは必要ありません。


イデアカードには毎ターンの行動やスキルが書かれています。プレイヤーは女の子の攻撃を耐えながら、相手のライフポイントを0にする必要があります。


ゲームの進め方は2人プレイと同じで、コストの合計値がボルテージを超えないようにカードを出して相手を攻撃します。


ただし、1人プレイでは2コストを消費して脇に置いた15枚の剣カードから3枚を引くことができます。そして引いてきた3枚のうち1枚をその場で利用することが可能です。


例えば以下の場合では、引いた3枚のうち、「燐灯るエチュード」というカードを選択。残り2枚は裏向けて場に置き、ゲーム中では使いません。


その後、自分の攻撃力を2増加する「陽光導くカンタータ」、相手の防御力を無視して攻撃できる「絶対剣」、さらに先ほど引いてきた「燐灯るエチュード」の効果で攻撃力を1増加し、相手のライフポイントを一気に削って勝利する作戦に出ます。


作戦は成功、相手のライフを0にして見事勝利……と思いきや、相手が「ライフが0になったとき、ライフ2で復活する」というスキルを持っていたことが発覚。


切り札を使い切ってしまったため、なすすべなく返り討ちにあって負けてしまいました。1人プレイでは「5人のイデアの少女を倒したら勝ち」というルールですが、いきなり1人目で敗北という残念な結果に終わりました。1人プレイは人間相手ではない対戦となりますが、引きによっては決して簡単ではなく、かなりやり応えがあります。


1人プレイでは、あらかじめ行動パターンが書かれたイデアカードを相手に戦うことで、トレーディングカードゲームを1人でも楽しむことができます。相手の行動やこちらの手札が決まっているので、人間と戦う2人プレイの時と違って、限られた手の内でターンや行動を予想する詰将棋のような楽しみががありました。

また、2018年8月17日から「Blade Rondo」を使って遊ぶことができる1人用アドベンチャーゲーム「Blade Rondo Adventure ~薔薇の紋章~」が無料で公開されています。

まずはパラメーターボードと呼吸法カードを用意し、さらに40枚の剣カードと「鼓動法」のカードを脇に置いて準備します。


Blade Rondo Adventure ~薔薇の紋章~」のページにアクセスして、「はじめる」をクリック。


これから始まるシナリオへの導入が表示されるので「先へ進む」をクリックします。


道中では「剣の少女」が登場して、プレイヤーに話しかけてきます。「剣の少女」にどう対応するかを3つの選択肢から選んでクリックします。


選択肢に応じて、カードをゲットしたり攻撃力が上がったりといった効果が得られます。指示をこなしたら「先へ進む」をクリック。


以下は、手元の剣カードの山札から「斬撃剣」を1枚取り出し手札に加え、攻撃力を+1しているところ。


「剣の少女」は必ずプレイヤーの味方になってくれるとは限りません。選択肢によってはライフポイントが減ってしまうようなイベントも発生してしまいます。


何人もの剣の少女とふれ合いながらイベントをこなしていくと、ボスとなるイデアの少女が登場。プレイヤーは今までの流れで構築された手札やパラメータで少女に立ち向かわなければなりません。今回登場した「鮮血の舞姫 シャンヌイ」は、攻撃力が毎ターン上がっていく上にボルテージの値だけ攻撃が繰り返され、魔法攻撃はボルテージ値で一部相殺されるという強敵です。


そこでシャンヌイが行動を開始する3ターン目までに防御力を底上げして物理攻撃が効かないようにするという作戦を敢行。さらに魔法攻撃を繰り返しながら自分の攻撃力を呼吸法カードで少しずつアップさせ、最後は物理攻撃でとどめを刺すことができました。


撃破できたら下部にある「撃破」をクリックすると撃破イベントを見ることができます。


PCやスマートフォンのブラウザを利用してプレイできる「Blade Rondo Adventure ~薔薇の紋章~」は1人でも遊べるカードゲームのストーリー部分をより強化したアドベンチャーゲームとなっていて、15分から20分でさくっと遊べます。デジタルでテキストを表示して、アドベンチャー形式で進めていくことによって、カードに描かれた美少女のキャラクター性や世界観を楽しみながらカードゲームを遊ぶことができるのはとても新鮮で、デジタルとアナログの融合によって生まれた新しいカードゲームの形といえます。

「Blade Rondo Adventure ~薔薇の紋章~」では選択肢によって受ける恩恵が変化するので、道中で出会う少女への対応を変えることで毎回違うシチュエーションでの対戦が楽しめます。シナリオはこれから追加されていく予定とのことで、今後の展開にも十分期待できます。

「Blade Rondo」はAmazon.co.jpで税込2899円で購入可能です。

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in レビュー,   ゲーム, Posted by log1i_yk