2020年09月25日 12時28分レビュー

「Apple Watch Series 6」で血中酸素濃度を測定できる「血中酸素ウェルネスアプリ」の使い方まとめ

Apple Watchの2020年最新モデルである「Apple Watch Series 6」の目玉機能として登場したのが、「血中酸素ウェルネスアプリ」です。Apple Watch Series 6に搭載された新センサーを用いることで血中酸素濃度を測定することができる新アプリということで、どんな風に使うのか早速試してみました。

Apple Watch Series 6 の血中酸素ウェルネス App で、血中に取り込まれた酸素のレベルを測定する - Apple サポート
https://support.apple.com/ja-jp/HT211851

Apple Watch Series 6は現行モデルでは唯一の血中酸素ウェルネスセンサーを搭載したモデルです。そのため、血中酸素ウェルネスアプリを使用することができるApple Watchは、記事作成時点ではSeries 6のみ。

Series 6の背面センサー(左)には血中酸素ウェルネスセンサーが統合されているため、血中酸素ウェルネスセンサーのないApple Watch SE(右)と比較すると、見た目から明らかに異なるものとなっています。Series 6の背面センサーは4つのLEDクラスターと4つのフォトダイオードで構成されており、このLEDクラスターから緑と赤のLEDと赤外線LEDを手首の血管に照射し、その反射光の量をフォトダイオードで読み取ることで、血中の酸素濃度を測定する仕組みとなっているそうです。

◆血中酸素ウェルネスアプリの使い方
というわけでさっそく使ってみます。血中酸素ウェルネスアプリは以下の赤色と青色がクルリと回るアイコンで使用できます。

初回起動時は「良い測定結果を得るため」のヒントが表示されます。なお、このヒントはiPhoneのヘルスケアアプリからいつでも確認可能。「次へ」を押して進んでいきます。

血中酸素濃度を測定する際は、Apple Watchが手首の下の方に行きすぎないように、バンドを快適に手首に装着する必要があります。

測定時は文字盤を上に向け、動かさないように固定。「手首をテーブルの上に置くことをおすすめします。」とのこと。

というわけで、さっそく測定開始。画面上の「開始」をタップすると測定がスタート。

測定時間は約15秒で、画面上に残り時間が表示されます。

測定時は背面センサーが赤色と緑色に発光。

測定結果はパーセントで表示されます。しかし、この数字が良いのか悪いのかよくわからないので、画面上の「i」をタップしてみたところ……

「血中酸素濃度測定について」という表示が確認できました。この画面には「血中酸素濃度(酸素飽和度)は、酸素を運ぶ赤血球内のヘモグロビンの割合を表しています。ほとんどの人の血中酸素濃度は95～100％です。血中酸素濃度は一日を通して変動する場合があります。」と書かれており、測定値が95％以下の場合は異常ありということのようです。ただし、すぐにもう一度血中酸素濃度を測定してみたところ、次は測定値は97％となったため、一度の測定で95％以下の数値が出たからといって気にし過ぎる必要はないようです。