ハードウェア

「Apple Watch Series 6」が登場、手首で血中酸素濃度の測定が可能に


Appleが2020年9月16日に開催した新製品発表イベントの中で、新型Apple Watchとなる「Apple Watch Series 6」を発表しました。Apple Watch Series 6では血中酸素濃度の測定が可能になります。

Apple Watch Series 6 - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/apple-watch-series-6/

Apple Event — September 15


Apple Watch Series 6について話してくれるのは、チーフ・オペレーティング・オフィサーのジム・ウィリアムス氏。


App Watch向けの最新OSであるwatchOS 7では、重要な健康機能が追加されます。新しい睡眠アプリではモーションセンサーを用いて睡眠状況を記録し……


自動手洗い検出機能では、手の動きと手洗い時の音を検出し、推奨される「20秒の手洗い」を促してくれます。


これらに加えて、Apple Watch Series 6ではこれまでにないセンサーを搭載したことで、血中酸素濃度を測定することが可能となります。


アメリカ心臓協会は心肺機能を定期的に評価することを推奨しており、そのための指標として役立つのが血中酸素濃度です。これまで血中酸素濃度は専門機関でないと測定できませんでしたが、watchOS 7ではこれが測定できるようになるわけです。


というわけで登場したこれが、Apple Watch Series 6。


光輝くデジタルクラウン


血中酸素濃度を測るために赤く光るLED


さらに、watchOS 7で追加された新しい文字盤たち。


Apple Watch Series 6はこれまでで最もカラフルなラインナップがそろっており、ブルーアルミニウムやゴールドステンレススチール、グレイブラックのステンレススチール(グラファイト)、(PRODUCT)REDなどユーザーの個性に合わせた色をチョイスできます。


血中酸素濃度を測定するためのセンサーを搭載した唯一のモデルがApple Watch Series 6となります。赤色光と赤外線を手首に照射し、反射光を測定することで血中酸素濃度の測定が可能となります。高度なアルゴリズムを用いてデータから血液の色を算出し、酸素濃度を測定。専用アプリ上でわずか15秒ほどで測定可能とのこと。


測定はバックグラウンドで定期的に行われ、測定結果はヘルスケアアプリに記録されます。Apple Watchを着けたまま就寝すれば、睡眠時の血中酸素濃度を測定することもできます。


Apple Watchの血中酸素濃度測定機能について語ってくれるのは、Appleの健康部門でヴァイスプレジデントを務めるSumbul Ahmad氏。血中酸素飽和度(SpO2)は、呼吸器や循環器に関する重要な情報を得ることができる指標です。Apple Watchはすでに心拍数や心拍リズムを測定することができる健康にとって重要なツールですが、ここに血中酸素濃度を測定する機能が追加されることで、ユーザーはより多くの知見を得られるようになるとのこと。また、血中酸素濃度を測定するツールはCOVID-19の流行により注目を集めています。なぜなら、COVID-19は呼吸器に異常をきたす感染症であり、血中酸素濃度を測定すれば呼吸器や心臓が正常に機能しているかどうかを判断することができるためです。

なお、AppleはApple Watchを使用することで収集できる健康指標を用いた新しい研究調査を3つ発表し、研究機関と協力して調査を進めることも発表しています。


続いて、Apple Watch Series 6に搭載されている第6世代S6チップについて。


S6チップはiPhone 11のA13 Bionicをベースとした高性能なデュアルコアプロセッサを組み込み、Apple Watchに最適化しています。これによりS6チップは前世代のS5チップと比べて最大20%高速に。


これまでの時計の文字盤の歴史に敬意を表しながら、新しい文字盤が多数設計されました。


簡単に世界各地の標準時をチェックできるGMT文字盤や……


新型のクロノグラフプロ文字盤


アニ文字も文字盤にできます。


他にもアーティストのジェフ・マクフェトリッジさんとコラボレーションして生まれたデザイン性の高いユニークな文字盤や4種類の字体から選べるタイポグラフィ文字盤など、これまでよりもはるかにバリエーション豊かな文字盤が用意されています。


さらに、文字盤上で潮の満ち引きを確認したり……


日の出や日没の時間を確認したりと、文字盤上に配置できるコンプリケーションの種類も増加。


文字盤上で1日のスケジュールをチェックすることも可能です。


さらに、新デザインのバンド「ソロループ」も登場。金具やバックルや重なる部分がないひとつながりの構成で、独自の液状シリコーンを採用しており、伸縮性があるため着脱も簡単です。シリコーンではなく100%リサイクルの糸を使用したソロループの「ブレイデッドソロループ」もあります。


レザー製の「レザーリンク」というバンドも登場。金具のないデザインが特徴的。


ナイキとのコラボレーションモデルであるApple Watch Nikeも、新バンドとループ、そして新文字盤を採用。


エルメスとのコラボレーションモデルであるApple Watch Hermèsには、新しい「アトラージュストラップ」が登場。


Apple Watch Series 6の特徴をまとめた画像が以下。


Apple Watch Series 6はGPSモデルが税別4万2800円からで、GPS+セルラーモデルが税別5万3800円からでの販売となります。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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