新型iPad Airが登場、iPad Proと同じ新デザイン採用&カラフルなバリエーション
2020年9月16日に開催されたAppleの新製品発表会の中で、新型iPad Airが発表されました。電源ボタン部分にTouch IDを搭載しており、5nmプロセスで製造された新型のA14チップを採用したモデルとなります。
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Apple Event — September 15
2020年に登場する新型iPad Airは、これまでの曲線的なデザインを廃し、iPad Proと同じ直線的なデザインを採用。本体カラーは5色で、上からブルー・グリーン・レッド・シルバー・ブラック。
iPad Proと同じくMagic Keyboardに対応します。
もちろんApple Pencilにも対応。
Liquid Retinaディスプレイを採用。
ディスプレイサイズは10.9インチ。解像度は2360×1640ピクセル(380万ピクセル)で、密度は264ppiです。ただし、最大120Hzのリフレッシュレートを可能にするPro Motionテクノロジーは、新型iPad Airには搭載されていません。
さらに、本体側面にある電源ボタン部分にTouch IDを搭載しています。その代わり、フロントカメラはFaceTime HDカメラとなり、TrueDepthカメラを必要とする顔認識のFace IDには対応していません。
構造はこんな感じ。
Touch IDを用いることでよりセキュアにアカウントや端末を管理することが可能になります。
続いて新型iPad Airのパフォーマンスについて。
心臓部には新型のA14 Bionicチップを搭載。新型iPad Airは、見た目は2018年のiPad Proとほぼ同じですが、その性能は全くの別物となっています。
これまでのチップはそれぞれ以下の製造プロセスを経てきました。
そしてA14 Bionicチップでは、ついに5nmプロセスに到達。
トランジスタ数は118億という未知の領域に。
A14 Bionicチップは6コアCPUを搭載しており、うち4コアが高効率コア、2コアが高パフォーマンスコアです。
CPUのパフォーマンスは1世代前のものと比べて40%向上。
GPUは4コア
GPUのパフォーマンスは30%向上。
画像処理能力は1世代前のものと比べて2倍に。
これにより画像編集や動画編集、お絵描きアプリやゲームアプリなどを快適に実行可能になります。
他にもさまざまなコンポーネントを搭載することで、A14 Bionicチップはその真価を発揮しています。
加えて、A14 Bionicチップのニューラルエンジンについて。16コアのアーキテクチャを採用しており……
1秒間に実行可能なオペレーションの数は11兆回
機械学習(ML)のパフォーマンスも2倍高速
機械学習アクセラレータを搭載することで……
機械学習の実行速度は10倍高速
A14 Bionicチップの特徴をまとめたグラフィックが以下のもの。
DJアプリのDjay Pro
フロントカメラで手の動きをキャプチャーすることが可能
iPad Airの上で手を振るだけでスクラッチが可能
3Dゲームもサクサクプレイできます。
ゲームの描画も見違えるほど進化
写真編集
iPad AirはUSB Type-C接続を採用
Lightningよりも転送速度は10倍速くなるとのこと。
また、デジタルカメラから写真を直接取り込むことも可能。
フロントカメラは7メガピクセル・f/2.2でスマートHDR機能に対応。1080p・60fpsのムービーも撮影可能です。
リアカメラは12メガピクセル・f/1.8。4K・60fpsのムービーや240fpsのスローモーションムービーも撮影できます。
そして、iPad Airとしては初めてステレオサウンドを再生可能。
また、第2世代Apple Pencilに対応。側面にマグネットで装着して充電することもできます。
Magic Keyboardにも対応しました。
これが新しいiPad Air。
新型iPad Airは64GBモデルと256GBモデルが用意されています。64GBモデルは、Wi-Fiのみが税別6万4800円、WiFi+セルラーが税別7万7800円。256GBモデルは、Wi-Fiのみが税別7万9800円、Wi-Fi+セルラーが税別9万4800円となっています。
2020年10月発売予定です。
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