Apple Watchに2万円台のお手頃価格モデル「Apple Watch SE」が登場
2020年9月16日にAppleが開催した新製品発表会の中で、Apple Watchにお手頃価格のエントリーモデルとなる「Apple Watch SE」が登場しました。価格はGPSモデルが税別2万9800円からです。
Apple Watch SE - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/apple-watch-se/
Apple Event — September 15
Apple Watchは基本的にiPhoneとペアリングして使用するものですが、子どもや高齢者など、iPhoneを持っていない人でも手軽に使えるように、ファミリー共有設定が追加されます。これにより1台のiPhoneで複数のApple Watchを管理することが可能になります。
ファミリー共有設定で子どものApple Watchを管理すれば、子どものApple Watchで連絡が取れる相手を管理したり、自動位置情報通知を設定することで子どもがどこにいるのかを正確に確認したりすることが可能になります。もちろん子どもはアクティビティやワークアウトなどのApple Watchの基本機能を使うことが可能です。
さらに、学校などでは「スクールタイムモード」を使うことで、Apple Watchのおやすみモードと同じ状態となり、通知などに勉強の邪魔をされることを防ぐことができます。また、スクールタイムモードは以下のような見た目に文字盤が変化するので、学校の先生や親もひと目で子どもがスクールタイムモードを使用しているか否かを判別することができます。なお、ファミリー共有設定はApple Watch Series 4以降のセルラーモデルに対応する予定です。ファミリー共有設定は日本でも年末までに使用可能となる予定で、対応キャリアは記事作成時点ではauのみ。
ファミリー共有設定の登場により、より多くの人にApple Watchを使ってもらうことが可能となるわけですが、そのための新しいモデルとして「Apple Watch SE」が発表されています。
見た目はこんな感じ。Apple Watch Series 6のデザイン要素とApple Watchの主要な機能を兼ね備えたモデルを手頃な価格で提供するためのエントリーモデルという立ち位置になります。
メッセージの送受信やアクティビティの記録、ワークアウトアプリを用いた運動量の測定など、基本的な機能を網羅しているだけでなく……
Apple Watch Series 5で初搭載となったコンパスアプリにも対応しており、いつでも手首で方角の確認が可能となります。
もちろん緊急時の連絡も可能。
Apple Watch SEはApple Watch Series 5に搭載されているのと同じS5チップ&ディスプレイを採用。これにより動作はApple Watch Series 3の最大2倍高速で、ディスプレイサイズは30%大きくなります。
Apple Watch SEはGPSモデルの40mmケースが税別2万9800円、44mmケースが税別3万2800円。GPS+セルラーモデルの40mmケースがが3万4800円、44mmケースが税別3万7800円です
なお、2020年のApple WatchのラインナップはApple Watch SE、Apple Watch Series 6、Apple Watch Series 3の3つ。Apple Watch Series 3はなんと税別1万9800円からです。
加えて、Apple Watchは環境に配慮した製造プロセスを経ており、カーボンニュートラルを実現していることもアピールされています。例えばApple Watchの筐体部分に使用されているアルミニウムは100%再生アルミニウムです。なお、Appleはサプライチェーンや製品を含めた100%カーボンニュートラルを2030年までに実現することを発表しています。
予約注文は発表直後から可能。
発売日は2020年9月18日(金)です。
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