近くのAndroid端末と素早くファイル交換できる「Nearby Share」機能正式公開
Android端末同士でモバイルネットワークを経由せずにファイル交換ができる「Nearby Share」機能が、2020年6月からのベータテストを経て、2020年8月5日に正式公開されました。
付近の Android デバイスとファイルやリンクを共有する - Android ヘルプ
https://support.google.com/android/answer/9286773
Instantly share files with people around you with Nearby Share
https://blog.google/products/android/nearby-share/
「設定」→「接続済みのデバイス」→「接続の設定」と順にメニューを開くと、「接続の設定」のメニュー内に「周辺ユーザーとの共有」が増えていました。
タップすると、画面下から「周辺ユーザーとの共有をオンにする」というダイアログが出現。右下にある「ONにする」をタップすると共有機能が使えるようになります。
共有の設定画面はこんな感じで、「デバイス名」「デバイスの公開設定」「データ通信」の3つの設定を変更できます。
「デバイス名」では、共有時の表示名を変更できます。
「デバイスの公開設定」では、共有の公開範囲を変更できます。初期設定では「近くにいる連絡先の全員が共有」となっています。
「データ通信」では、データの使用に関する設定を変更できます。初期設定の「データ通信」だとサイズの小さいファイルであればデータ通信使用を許可、「Wi-Fiのみ」だと共有にデータ通信を使用しなくなり、「インターネットを使用しない」だとファイル共有は常にオフラインで行われるようになります。
Googleによると、ファイル転送はBluetooth・Bluetooth Low Energy・WebRTC・Peer-to-Peer Wi-Fiのうち最適なものが自動選択されるとのことです。
なお、この機能はAndroid 6.0以降の端末に導入されるほか、Chromebookにも今後数カ月以内に導入されるので、AndroidスマートフォンとChromebookの間で完全オフライン状態でもファイル共有ができるようになります。
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