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新型コロナの死亡率は2020年末までに減少するとビル・ゲイツ氏が語る


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンや治療薬の開発が急がれており、いくつかの科学研究では有望な結果が示され始めています。Microsoftの創業者であるビル・ゲイツ氏はこれまでの状況から、「2020年末にはCOVID-19による死亡率が大きく低下する」と予測しています。

Bill Gates: There could be a 'substantial' reduction in coronavirus death rate this year
https://www.cnbc.com/2020/07/28/bill-gates-says-there-could-be-a-substantial-reduction-in-coronavirus-death-rate-by-end-of-2020.html


ゲイツ氏は2015年に「もし次の数十年で1000万人以上が亡くなる災害があるとしたら、それは戦争よりもむしろ『感染性の高いウイルス』の可能性が高い」と警鐘を鳴らしました。その後、各国政府が十分なパデミックへの準備をしてきたとは言えませんが、新型コロナウイルスの流行を受けて世界各地で治療薬・ワクチンの開発が急がれています。

ゲイツ氏はテレビ番組「Squawk Box」のインタビューで、今後のCOVID-19のワクチン・治療薬開発について「保護的な利益よりも治療による利益の方が速くにみられるでしょう」とワクチンよりも治療薬の方が速く実現されるという見込みと、「新たなツールの組みあわせにより、今年度末には死亡率が大きく低下する可能性が高いと考えています」という予測を述べました。

特にゲイツ氏は開発中の治療薬「レムデシビル」に期待を寄せています。レムデシビルはCOVID-19の患者の死亡リスクを、標準医療のみの場合と比較して、62%も下げると示されています。

新型コロナ治療薬「レムデシビル」が機能する仕組みを分かりやすく説明するとこんな感じ - GIGAZINE


さらに治療薬に関して、ゲイツ氏は「モノクローナル抗体が最も有望な種類でしょう。リジェネロン、イーライリリー、アストラゼネカが強力な研究を進めています」とコメント。一方で、薬は重篤患者の命を助けるものの、「完全に正常な状態に戻すことはできません」「病院に行く人がいなくなり、感染を完全に阻止できるようになるまでには長い時間がかかるため、懸念は残っています」とも述べました。

またすでにいくつかの製薬会社がワクチンの臨床試験を開始していますが、ワクチンについてゲイツ氏は、「私たちはワクチンの専門家や企業と毎日話し合っています。ワクチンをどう配布するかは通常の市場の考え方ではいけないためです。国内あるいは全世界規模で、ワクチンをどう配布すべきかを協力して考える必要があります」と、開発だけでなく配布方法にも課題が残っているとする考えを述べました。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は2020年2月にワクチンや治療薬の研究のために1億ドル(約105億円)を寄付しており、6月には追加の16億ドル(約1680億円)を子どものワクチン接種を目的とする組織・GAVIアライアンスに寄付しています。ゲイツ氏は、人々が1つになり、マスクやワクチンで自分だけでなく互いを守ることの大切さを理解することが重要だと強調しました。

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in メモ, Posted by logq_fa

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