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ビル・ゲイツが新型コロナについて「アメリカでは夏を待たず改善」と回答、ワクチンの完成時期についても言及


Microsoftの創業者であるビル・ゲイツ氏は新型コロナウイルスに対して、妻のメリンダ氏と創設したビル&メリンダ・ゲイツ財団で130億円の資金を投入してワクチンの開発加速に努めたり、2015年に「次のパンデミックが来たら」と予言のような講演を行っていたことから「いま何をすべきで、今後どうするべきか」というインタビューを受けていたりと、さまざまなアプローチを行っています。そんなビル・ゲイツ氏は2020年4月8日にもアメリカのビジネスニュースチャンネルCNBCのインタビューに答えており、「アメリカは6月頃に一度ある程度普段通りに戻る」という考えを述べています。

Watch CNBC's full interview with Microsoft co-founder Bill Gates on coronavirus pandemic
https://www.cnbc.com/video/2020/04/09/watch-cnbcs-full-interview-with-microsoft-co-founder-bill-gates-on-past-pandemic-warnings.html

Watch CNBC's full interview with Microsoft co-founder Bill Gates on past pandemic warnings - YouTube


ビル・ゲイツ氏はインタビューの中で、中国では商業施設が一部営業再開し始めているという現状を挙げて、感染拡大を警戒しながら待機することで改善の見込みはあるとしたうえで、「アメリカではコンプライアンスが高く、6月上旬には中間的な開放を迎えることができる」と発言しています。


コメディアンのトレバー・ノア氏によるインタビューでも繰り返し強調していたように、ゲイツ氏は「GDPが減っていくような状態を維持するしかない」と我慢して待機することの重要性を説きます。国民が足並みをそろえて、旅行や外食、イベント参加などを控えるというコンプライアンスを守っていくという意識を続けられる場合に、シャットダウンは緩和することができると考えているそうです。

パンデミックを予言したビル・ゲイツに「いま何をすべきで、今後どうするべきか」を聞いてみたムービーが登場 - GIGAZINE


ただし、これはあくまで一部製造業や建設業の再稼働などが行われる「中間的な緩和」であり、素晴らしいワクチンが世界中に行き渡るまでは完全なる「通常」に戻ることはできないとゲイツ氏は発言しています。このインタビューでは、そのようなワクチンの流通は「18カ月後」を考えているとゲイツ氏は答えており、休学中の学校教育については、2020年秋には通常通り学校を再開できることを信じているとのこと。


一方で、スポーツイベントなどの人が多く集まるものについてはどの時期にどのように開催していくか判断が難しいとのこと。ゲイツ氏は「それぞれの活動にどれだけの経済的・社会的な価値があるのか、感染リスクがどの程度あるのか、ということを誰もが議論することが大事です」と語っています。

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in メモ, Posted by log1e_dh

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