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女性は「痩せているほうがモテる」男性は「マッチョなほうがモテる」と思い込みすぎている


「異性にとって魅力的な存在でありたい」という欲求は、理想の体型を求めてダイエットや筋トレに励む人々にとって大きなモチベーションとなります。ところが、男女が思い浮かべる「異性にとって理想だと思われる体型」について調査した新たな研究では、男女が考える「異性にとって理想の体型」は実際に異性が求めるている体型とズレていることが判明しました。

Misperceptions of opposite‐sex preferences for thinness and muscularity - Lei - - British Journal of Psychology - Wiley Online Library
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/bjop.12451

Women overestimate men’s desire for thinness in a female partner and men overestimate women’s preference for muscularity
https://www.psypost.org/2020/06/women-overestimate-mens-desire-for-thinness-in-a-female-partner-and-men-overestimate-womens-preference-for-muscularity-57006


西洋的な美的基準では、一般的に女性は「痩せている方が異性にとって魅力的」であると考えがちであり、男性は「筋肉があるマッチョの方がモテる」と考える傾向があります。そのため、「自分の体型は異性にとって魅力的ではない」と危機感を抱いた人々は、ダイエットや筋トレに励んでボディメイクを行いますが、時にダイエットや筋トレが行き過ぎて健康に支障をきたすケースもあるとのこと。たとえば2004年の研究では、「男性はもっと痩せている女性の方が好きなのだろう」と考える傾向が強い女性ほど、過度なダイエットなどが原因の摂食障害になりやすいことがわかっています。

そこで、セント・アンドルーズ大学の研究者であるXue Lei氏とDavid Perrett氏は、17歳~26歳のイギリスに住む異性愛者のヨーロッパ人の男女を対象に、「自分自身が考える理想の体型と、異性にとって理想的だと思われる体型」について調べる実験を行いました。


研究チームはスマートフォンアプリの「BMI 3D PRO」から取得した男性と女性の体型データを使用し、男性の場合はボディマス指数(BMI)が18~30の13段階、体脂肪率が12%~22%の11段階という範囲でさまざまな体型のモデルを作成。女性の場合はBMIが16~28の13段階、体脂肪率が22%~32%の11段階で、同様に多様な体型のモデルを作成したとのこと。

このモデルを使い、被験者に「自分の体型」「自分にとって理想の体型」「異性が『短期的な関係性を結ぶ相手』として理想だと考えるであろう体型」「異性が『長期的な関係性を結ぶ相手』として理想だと考えるであろう体型」「『短期的な関係性を結ぶ相手』として理想的な異性の体型」「『長期的な関係性を結ぶ相手』として理想的な異性の体型」について回答してもらいました。被験者はマウスを操作することでBMIや体脂肪率を変更することができ、自分が考える体型をそれぞれ回答していきました。


この結果を基にして、研究チームは「男性または女性が考える『異性に好かれる体型』」「実際に異性が考える『好きな異性の体型』」について分析。その結果、男性が考える「魅力的な女性のBMI」は女性が実際に理想とするBMIより大きく、「魅力的な女性の体脂肪率」は女性が理想とする体脂肪率より高いことが判明。また、女性が考える「魅力的な男性のBMI」も男性が理想とするBMIより大幅に小さいことがわかったとのこと。

また、研究者らは今回の実験を行うに当たって、「異性の体型に対する好みは関係性によって変化する可能性があり、『短期的な関係性を結ぶ相手』と『長期的な関係性を結ぶ相手』では体型の好みが違うのではないか」という仮説を立てていました。研究者が考えていたように、被験者の男女共に「長期的な関係性」よりも「短期的な関係性」の方が、異性が求める「理想の体型」がより厳しいだろうと考えていました。ところが、実際に男女が異性に望む体型は、関係性の期間に左右されなかったそうです。


さらに今回の研究では、被験者自身の体型と被験者が考える「理想の体型」の差異についても分析されました。すると、被験者が考える「異性に好かれるであろう体型」が実際のものとかけ離れているほど、被験者が自分自身の体型に不満を持っている傾向が強いことも判明。この点から研究者らは、「異性の好みについての誤解を訂正することが、若い男女における摂食障害または身体への不満の治療や予防に役立つ可能性があります」と述べました。

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in メモ, Posted by log1h_ik

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