映画

「ジャーナリストへのラブレター」をウェス・アンダーソン監督がフランスの新聞支局を舞台に描く「THE FRENCH DISPATCH」予告編


グランド・ブダペスト・ホテル」「犬ヶ島」などで知られるウェス・アンダーソン監督の最新作「THE FRENCH DISPATCH」の予告編が公開されました。雑誌収集が趣味というアンダーソン監督が最も愛する雑誌「ザ・ニューヨーカー」をモデルに、フランスの架空の新聞社で働く人々を描く作品となっており、アンダーソン監督はこの映画の内容について「ジャーナリストへのラブレター」と表現しています。

THE FRENCH DISPATCH | Official Trailer - YouTube


舞台はフランスの架空の都市、Ennui-sur-Blasé。アメリカの新聞社が構えるフランス支局では「The French Dispatch」という雑誌を発行しています。


編集部の様子。


The French Dispatchが取り扱う内容はさまざま。チェスの勝敗から……


政治騒乱


芸術


大衆が興味を持つものならすべて雑誌の記事にします。


記事や編集の進捗を示すボードを眺めるのは、編集長のアーサー・ホウィッツァー・Jr氏(右)。居合わせたウェイターに雑誌の今後を相談しています。


映画はいくつかの章に分かれて構成されている様子。第1章「コンクリートの名作」は、The French DispatchのJ・K・L・ベレンセン記者による記事。


記事は「投獄された芸術家」についての内容


刑務所に収容されても、彼の芸術は高く評価されており……


刑務所に絵画商が交渉しにくるほど。


抽象的ですが個性あふれる作品は……


騒動の種となってしまうようです。


第2章はルシンダ・クレメンツ記者による「マニフェストの改定」


クレメンツ記者は学生運動と政府の衝突を目の当たりにします。


盾と警棒を握って突撃する警官隊


クレメンツ記者たちは警官隊に対抗する学生運動家たちに取材を行います


第3章はローバック・ライト記者による「警察本部長のプライベートな食堂」という記事。


警察本部長専属の料理人


天井まで届きそうなほどの火を使いこなすほどの腕前です。


その料理を食べた全員がうっとりした表情を浮かべます。


そこに一本の電話。本部長が受話器を受け取ると「お前の息子は預かった……」と、誘拐犯からの脅迫でした。


あわてて飛び出す本部長


投獄された芸術家モーゼ・ローゼンターラーを演じるのはベニチオ・デル・トロ


クレメンツ記者はフランシス・マクドーマンド


ライト記者はジェフリー・ライト


ベレンセン記者はティルダ・スウィントン


学生運動家のゼフィレッリを演じるのはティモシー・シャラメ


芸術家のモデルにもなった刑務所の看守はレア・セドゥが演じます。


アンダーソン監督作品の常連であり、多くの脚本にも参加しているオーウェン・ウィルソンは、今作では派遣記者のハーブセン・サルジアック氏を演じます。


映画監督でもあるマチュー・アマルリックも出演しますが、何の役かは不明。


学生運動家のジュリエットを演じるのはリナ・クードリ


お抱え料理人はスティーブン・パーク


そしてThe French Dispatchの編集長アーサー・ホウィッツァー・Jrは、アンダーソン監督の常連でもあるビル・マーレイ氏が演じます。


「報道についてフォアマンさんから電報が」とウェイターが伝えに来ますが……


「お前はクビだ」とホウィッツァー編集長が突然の通達。


クビをを言い渡されて理由もわからず泣きそうになるウェイターですが……


「私の仕事場で泣くな」と編集長。


ウェイターが見上げると、ドアの上には「NO CRYING(泣いてはならない)」と書かれていました。


「THE FRENCH DISPATCH」は2020年7月24日にアメリカで公開予定。日本での公開日は、記事作成時点では未定です。


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in 動画,   映画, Posted by log1i_yk

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